海を越えてまで持ってきた食器たちと気づいたこと

住まいと暮らし

みなさま、おはようございます。

以前、持っている食器について記事にしたことがありました。

全19個!愛するうつわと収納をご紹介します
愛してやまないうつわについてひとつずつ紹介しています。ミニマリストにしては多い全19個ですが、私にとっては大切なものたちばかりです。
お箸とスプーンだけ?私のカトラリー紹介
先日、器をご紹介しましたが、カトラリーについてもご紹介します。あまり使わないので、フォークはなしで生活しています(来客用としてまとめています)。

先にこちらで生活していた配偶者から今の住まいには一通りの食器が揃っていることを聞いていたので、実のところ食器類は一切持っていかなくても十分生活できました。

でも、食事の時間に慣れ親しんだ大好きな食器を使うことは、ものとしての実用性以上に私にとっては価値あること。そんなわけで、スーツケース1つとバックパック1つの荷物に忍ばせてきた食器たちをご紹介します。

全体像

私が日本から持ってきた食器たちがこちら。
木のスプーン以外は以前の記事にも登場しているものたちです。

衣類で包みながら持ってきて、幸い割れたり欠けたりしたものはひとつもなく、今も毎日使っています。「買い替える」という言葉も浮かばないくらい、長く長く愛用していきたい相棒たちです。ひとつずつご紹介しますね。

矢澤寛彰さんの漆椀2つ

わたしのなかの大定番、変わらぬお気に入り。それが矢澤寛彰さんの漆椀です。

日本に置いてきた器も含めて、最も登場回数が多いのがこの漆椀たち。
汁物はもちろん、ポテトチップスや白玉フルーツポンチ、アイスまで何でも受け止めてくれるし、美しく見せてくれます。毎日使っているから、つやつやです。

写真だとサイズが分かりにくいですが、一般的なお椀より大きめで汁物がたっぷりいただけるところがお気に入り。

これからの人生で仲間を揃えていくならば、漆の器がいいなあと思っています。
熱い汁物を入れて持っても熱くなく、軽く、塗り直しもお願いできる。手に力が入らなくなって重たい食器を扱うのが難しくなっても、漆の器なら優しく寄り添ってくれる気がします。

この先いつかは分からないけれど、必要なときがきたら、矢澤さんの漆のどんぶりを迎えたいなと思っています。
熱々のおうちラーメンやにゅうめんを作るのが好きなのですが、陶器だと熱くて持つのが大変なので、漆のどんぶりがあったらなあと思っているのです。
オンラインショップにある、3つの椀が重なる三つ椀も素敵。

- うつわ祥見 web shop
器は人のそばにいて人を励ますもの。鎌倉から作家ものの器をお届けいたします。

カトラリー

続いては、カトラリー。
クリストフルのシルバーウェアは泣く泣く日本にお留守番させ、「これだけは…!」と持ってきたのが写真の相棒たちです。

木のスプーン

木のスプーンは、YOKOHAMA WOOD by Tomato Batakeのもの。

10年くらい使っていた黒檀のスプーンが欠けてしまったタイミングで買い換えました。
こちらのブランドの木のカトラリーや調理器具は製造工程からこだわっていて、そのストーリーに共感して愛用しています。

このスプーンはスープスプーンとれんげの中間のようなサイズ感で、これがとても使いやすい。汁物やおかゆが大好きな私には欠かせないものです。

YOKOHAMA WOOD by TomatoBatake & 安全安心の木製食器を大切な家族に
「家族を守りたい」という思い。トマト畑は、薬剤処理を一切しない、安心できる木製食器を手ごろな価格でお届けするという願いから生まれました。横浜ウッドでは安全な塗料を使用し1つ1つ手作業で塗りあげます。 どうぞご安心して大切なご家族やご友人のために使ってください。

お箸

お箸は以前から愛用しているもので、螺鈿の細工が美しい漆のものと、妹が高校生のときに美術の授業で木から削った(!)もの。

木のお箸は菜箸代わりに調理にも使っています。麺を滑らず掴めるので、自然な感じの木のお箸は使いやすいですね。漆のお箸は美しくて使うたび嬉しくなります。

お箸も自宅に備え付けのプラスチックのものがあるけれど、全く使っていません。菜箸かな?と思うくらい長くて重くちょっと太めなので、使いにくそうで。お箸は使い慣れたものを持ってきてよかったです。

箸置き

箸置きはもともと4つありましたが、よく登場する2つのみ持ってきました。
黄色いガラスのお花は自分で購入したもの、梅のものは母方の祖母からもらったものです。
箸置きはなかったらなかったで問題ないとは思うのですが、私は箸置きにお箸を置いて準備することで、「ごはんにしよう」という雰囲気をつくるのが好きです。

お茶のセット

最後は、お茶のセットです。
こちらも以前から愛用しているチタンのカップと小さなガラスの急須。

チタンカップは見た目も美しく、モダンながら手仕事による温かみも感じる大好きなものです。海外渡航でも割れる心配がありませんでした。

私は自宅で過ごすことが多いのですが、その間は実はチタンカップよりも、タイガーのマイボトルを使うことが多いです。デスク、ソファ、ジムなどいろいろ移動するので、タンブラーの方が都合が良かったり。
でも緑茶やハーブティーを入れるとき、配偶者と炭酸水にライムを絞って飲むときなど、必ずこのカップたちを使っています。

小さなガラスの急須は最後まで持ってくるか迷いましたが、こちらの自宅に急須はなかったことが決め手となりました。
こちらで新しいものを買うこともできますが、ずっと使っているお気に入りを使い続ける方がいいと思い、持ってきました。

配偶者が持ってきたティーバッグのお茶もありますが、私が日本から持ってきた茶葉でハーブティーを入れる時間が好きです。
急須の中でハーブたちが踊り、少しずつ金色のお茶になっていくさまを見届けるのも楽しみ。

何を持っていくか選択して、気づいたこと

少ないですが、海を越えて携えてきた相棒たちの紹介でした。
渡航前に「どの食器を持って行こうか」と考えたとき、バッグの中に入れられるものは限りがあったので、本当は全部持って行きたいくらいだったけれど、それは当然無理で。

「これだけは」と持っていくことを決めたものたちは、他でもなく「わたしが大事にしたいこと」なのだなあ、と気づきました。

「大事にしたいもの」である以上に、「大事にしたいこと」です。

漆椀を選んだのは、温かい汁物やおかゆをいただくことを大事にしているから。
カトラリーを選んだのは、使い慣れた道具で食事することを大事にしているから。
カップと急須を選んだのは、ゆったりした気持ちでお茶をいれることを大事にしているから。

もちろん、毎朝白湯を沸かしていた鉄瓶も大事にしているし持ってきたかったのですがね…スペース的に難しくて断念、というものもあります。

でも、「最低限なにを持っていく?」という状況で選ぶ「もの」が、わたしにとって大事な「こと」を代表しているのだなという気づきは、ずっと知っていたようでもあるけれど、なんだか新鮮に感じました。

そんな、わたしの相棒である食器たちの話でした。
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