今の持ち物が未来の宝物になる

物のこと

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みなさま、おはようございます。

なんの前触れもなく、昔大切にしていた物のことを思い出しました。
現在に視点を戻してみると、今持っているものが何年後、何十年後かに「昔大切にしていたもの」になる可能性があるのだな、と感じたことについて共有します。

小さなアクアマリンの石

小学生の頃、丸い三角のようなかたちで、乳白色と透明のまじった、天然石のアクアマリンの石を持っていたことを突然思い出しました。

それは水色の薄いベルベットのような生地で出来た小さな巾着に入っていました。今でも、あの取り出す時の、巾着の底を少しずつ指で押して、ちゅるんと石が出てくる感覚を覚えています。

その石は、山梨県の天然石のお店を訪れたときに両親に買ってもらったのです。
何かひとつ買ってもらえることになって、自分の誕生石のアクアマリンを選びました。ガラスの鉢に盛られた様々なかたちと色の石の中から、これというひとつを選んだ気がします。

買ってもらってからは、学習机の引き出しに大切にしまっていて、ときどき取り出してはその神秘的な模様を眺めていました。

あるときには思い立って、誰にも内緒で、ランドセルに入れて学校に行ってみたこともあります。とくに学校で取り出したりはしなかったけれど、ロッカー(という名の木でできた棚)に入れたランドセルにはアクアマリンがあるんだと思うと、授業中もちょっとそわそわ、わくわくした記憶があります。

あのアクアマリンは、今はもう持っていません。
みんなで集まって開けることになっていたけれど結局開けることはなかった小学6年生のときのタイムカプセルに入れたかな?と考えてみたけど、けっこう大切にしていたから、さすがに入れないかなと。

大学生の頃、夏休みに帰省した時にまだ実家に置いてあった自分の物を処分したことがあったので、その時に一緒に捨ててしまったのかな、と思っています。
実家のどこかにありそうな気もしないし…母の宝石箱にもしかして入っているかな、とも思うけれど…きっと入っていないと思う。

今も手元に残っていたら良かったなと思います。
小学生の頃から持っている天然石なんて、なんだかすごくロマンチックじゃないですか?

小さいものだったから、もしかしたら今でもバッグに入れたりして、持ち歩いてみるのも楽しかったかも。私はパワーストーンの「パワー」の部分には興味がないのですが、天然石は綺麗で好きなので、小さい頃から持っているお気に入りの美しい石、という点でお守りにできたかな、と。

手放してしまって大後悔!というほどの後悔はなく、静かに受け入れられるくらいなのですが、でも20年以上前の物が恋しくなる、ということもあるのだなと実感しました。

今持っている素敵な物たち

手放してしまった「過去の宝物」を悔やんでもしょうがないので、「今」のことを考えてみると…
まさに今、大事にしているものや何気なく使っているものが、「未来の宝物」になれるんだ、ということに気づきました。

手元には、すでに10年以上…20歳頃から持っている物ならたくさんあります。それより前から、という物はかなり少なくて、その点がちょっとだけ悲しいけれど。

今大事にしてきているものをこれからも大事にできれば、「これは15年前から大切にしているもの」「これは20年来の宝物」という物が増えていくのですよね。

暮らしとともに囲まれる物は変わってくるけれど、でも心から大好きなもの、大切にしているものは、多すぎる必要はないけれど、未来の自分のために大事に持っておきたいなと感じました。

私の手元に今あって、「未来の宝物」になりそうな物について考えてみました。

未来の宝物候補たち

  • パーカーのボールペン(大学生の頃クリスマスに父に買ってもらった)
  • ストラットンのコンパクトミラー(メルカリでとびきり気に入ったものを見つけた)
  • つげ櫛(彫りの模様が美しく、もう私だけのための櫛になっている)
  • ラミーの万年筆(20代の頃からこれで字を書くのが一番好き)
  • ジュエリーと時計(言わずもがな!)
  • 食器(自分で修理しながら大事にしたい)
  • バッグ(すでにお気に入りがあるのにまだ欲しくなりそう)
  • 写真(思い出に一瞬で戻れる)
  • ブックカバー(父からもらって10代から愛用)
  • よーじやの巾着(小学6年生の修学旅行で購入した年代物!)

これ以外にも、思わぬものが未来の自分にとっては宝物になるかもしれませんね。

改めて書き出してみて思うのは、実用性以上に大切に思えるような、とびきりのお気に入りを持ちたいなということ。
例えばペンやコンパクトミラーは、なんでもよければなんでもいい物だけれど、私には「これじゃなくちゃ!」というお気に入りがあります。

他のものも、もし買い替えの時が来たら、考えられる中で一番好きで長持ちしそうなものを迎えて、何十年も大事に使えたら素敵だなと思います。
40代、50代、60代になった時、「これは20代から使っているもの」「これは30代の時に買ったもの」というのが身の回りに変わらずあると良いな。

まとめ

今持っているものが未来の宝物になるのかもしれない、と思ったことについて書きました。

そう考えると、今手元にあるものに更なる愛着を感じます。
たくさんはいらないけれど、とびきりお気に入りだったり、人には分からないと思うけれど自分にとって大切な物を、少しだけ持ちたい気持ちが強くなりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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