外国暮らしで気づいた物欲との付き合い方

物のこと

みなさま、おはようございます。

今日は、物欲というテーマで今思うことを書いてみたいと思います。

毎月の出費一時帰国で購入したものなど、私の買い物の全てはここに書いていますが…
ホーチミンシティに暮らすようになって、本当に買い物が少なくなったと思います。

住む場所を変えたことで気づいたこともありますので、今日はそんなことについて共有します。

「ちょっと良いな」くらいのものに目移りしない

以前、こちらの記事でも「旅先での物欲との付き合い方」という見出しで書いているのですが…

バリ島旅!自分へのお土産と、旅先での物欲とのつき合い方
バリ島で購入した自分へのお土産を紹介します。以前は旅先で物欲が湧いてしまう方でしたが、最近は必要以上に「買わない」を実践できるようになりました。

旅先のみならず、普段の買い物でも、「ちょっと良いな」くらいのものに目移りしないというのは大事な気がします。

そのためには、お店で出会うものよりも、自宅にある物の方が自分にとって価値がある、という気持ちが必要かなと思っています。

自宅に物がありすぎる場合は、今持っているものを精査して心からのお気に入りばかりにすることが効果的ですし、買い物のときには「たとえば10年先までこの物と付き合っていけるか?」などと考えてみると良いかもしれませんね。

必要以上の「より良く」より「今あるベスト」を

日本語訳:お金で幸せは買えないけど、ビールは買える

私が本当につい最近までそうだったのですが、自分の暮らしに必要な物を選び抜いて、自分なりに洗練させていくと、「もっと良いものが欲しい」「今ある物より、あれの方がいい」という気持ちがむくむくと湧いてきてしまうのですよね。

服、化粧品、日用品、食器、家具など、あらゆる分野でそれが連鎖するような気もしていて、そうすると出費がかさみます。

ところが、外国暮らしになってから、少し変わった気がします。

新しいものをどんどん取り入れていくのも楽しいけれど、でも、日本から持ってきた数少ない思い入れのある物を大事に使い続ける方が、ずっと心地よいと感じるようになりました。

日本ではないところで暮らしていると、日本ではごく当たり前の物が、逆に珍しかったり、貴重だということもあります。
そのようにして一旦外に出て、改めて自分の持ち物と付き合ってみると、自分が物に注ぐ眼差しもちょっと特別になる実感があります。

そんな毎日が続くと、「なんだ、今あるもので十分だったんだ。というか今ある物の方が思い入れもあって、新しく手に入れるものよりも自分にとっては価値があるかも」と思えるようになりました。

インターネットで出会う情報を見ると、素敵に見えるものばかりの持ち物とか、色の統一感のあるバッグの中身とか、使いやすそうなワードローブとか、「なんかすごい良さそう!」という情報に出会いますよね。

他の誰かのスタイルに憧れている時もありましたが、今は自分にある物を大事にしていく方が価値があるな、と感じています。

他の誰かのスタイルを真似る必要はないし、写真に撮ったときに素敵に見えなきゃいけないと思う必要もない。そう思えるようになってから、物欲が本来の自分なりのかたちになってきたような気がします。

買う前に、とにかく寝かせる

日本で暮らしていると、買い物が本当に簡単だと感じます。

外を歩いていてもよく考えられた素敵な物に出会うし、
特に探していなくても巧みな広告によって誘導されるし、
「こういうものあるかな」と探してみればたいていあるし、
街を歩けばオシャレで憧れてしまうような素敵な人を見かけるし、
ネットショッピングも確実で簡単だし…

…と、買い物に関するハードルというハードルがとても低いと感じます。
外国に暮らすようになって、外から日本という国を見ると、観光やショッピングをするには本当に楽しいところだと思います。

一方、今の私はベトナム・ホーチミンシティ暮らし。
こちらにも素敵な物はたくさんあるし、他の在住者の方の情報や、街で日本人在住者の方をお見かけしても、お買い物が好きな方はショッピングを楽しまれているな、という印象です。

しかしながら、こちらで多くの方の購買意欲をそそるものと、私が必要だとか欲しいと思う物にズレがあって、そのおかげで買い物がかなり少ない、ということが起こっている気がします。(こちらで私が欲しくて買ったもの、マッチ箱とか文房具ですよ?)

私が外国で暮らしていて「あ〜欲しいな〜」と思うものは、やっぱり日本で手に入るものが多かったりします。
ベトナムでの生活になんの不便も不満もありませんが、やはり日本で売られているものが好みや感性に合うのかな、と思ったり。

しかし私の一時帰国は年に1、2回で、海外配送のオンラインショッピングはベトナムに送られるとなるとちょっと不安。
欲しいものがある時は、次の一時帰国まで半年から1年、寝かせることになります。(数量限定だったり在庫が心配なものは予め購入して実家に送っておくこともありますが、かなり少ないです)

この「半年から1年寝かせる」というのが個人的にはとても良くて、この間に「なんでそんなに欲しいと思っていたんだろう」「こっちの方が私の暮らしに合いそう」「ホーチミンシティで良いもの見つけた」ということが、かなりの頻度であります。

日本で暮らしている頃は、オンラインショッピングやメルカリで、パッと買っていたと思います。(そして万が一失敗してもメルカリで売ったら良いのだ!と思っていました。決して得はしないし、手間も増えますよね。)

メルカリに頼りすぎ?「買わない」の次は「手放さない」
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だから、買い物するときにはとにかく寝かせること、おすすめです。
慣れてくると、寝かせること自体が普通になるので、パッと買うことに対して抵抗が生まれてきます。

自分へのお土産は実際に使える暮らしの日用品を

とはいえ、それができないのが旅先!

旅先での素敵なものとの出会いは、避け難いですよねえ、本当に。

もちろんショッピング重視の旅であればなんら問題はないと思います。
しかし私の場合はショッピングのために旅行することがまず無いので、旅先で購買意欲がそそられた時はどうするか…ということが問題になります。

私の場合は、「実際に使える暮らしの日用品」を自分へのお土産にすることがあります。

例えば、こちら。
妹との箱根旅行で購入した、寄木細工の耳かき。

ずっと木製の耳かきが欲しいなと思っていたのですが、すぐに調べて買うということはしませんでした。
妹との旅行の前に、寄木細工のもので、価格帯はこのくらいで、良いと思う物があったら購入しようと決めていて。

妹と初めてふたりで旅行した思い出も詰まっているし、よほどのことが無いと買い換えることもなく、そのうえ暮らしの中でも活躍してくれる、こういうものを旅のお土産として自分に選ぶと満足度が高いと感じました。

ミニマリストの1泊2日温泉旅行荷物|ロンシャンプリアージュ1つで
妹と1泊2日の温泉小旅行に行ってまいりました。いちミニマリストのハンドバッグ1つの旅の荷物をご紹介します。なるべく少ない荷物で、軽やかに旅したい方の参考になれば幸いです。

先ほどもご紹介したバリ旅行で自分へのお土産としたのも、同じ考え方で購入したアタのジュエリーボックスでしたね。

バリ島旅!自分へのお土産と、旅先での物欲とのつき合い方
バリ島で購入した自分へのお土産を紹介します。以前は旅先で物欲が湧いてしまう方でしたが、最近は必要以上に「買わない」を実践できるようになりました。

でも、あらかじめ頭に置いていた「素敵なものがあったら買うもの」に該当しない物との出会いもありますよね。
そういう時は、自分とよく話し合って、買うか買わないかを検討して決めるのが一番だと思います。

持ってみて、使ってみないと分からないこともある

ここまで色々と書いてきましたが、熟考し寝かせた上で購入しても、その後あまり使わなくなってしまった、手放すことにした、という物はありますよね。

ある程度は、仕方ないのかなと思っています。
失敗しても自分を責めないけれど、反省はする。それで良いのかなと思っています。

マクラメのマイボトルホルダー

過去に買ったこちら、実は今の生活ではほとんど使っていません。
私にもこういうことがありますので、きっと多かれ少なかれみんなあるはず…と思っています。

買うときの癖を変えていけば、買い物の失敗もそのうち減ってきて、ほとんど無くなると私は感じています。

まとめ

物欲との付き合い方について、今思うことを書いて見ました。

何か参考になることがあれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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