みなさま、おはようございます。
18歳から30歳までは、ひとり暮らしをしていました。
少ないもので暮らすようになっても、いつもクローゼットの中にあって、引越しにも必ず持っていっていたもの、それがプラスチックの衣装ケースでした。
便利な品であったのは確かなのですが、思い返せば、それを持っていた頃からずっと苦手だったような気がします。
12歳から持っていた
「写真、あったかな〜」と探してみると、ありました!
なんでもブログに載せているものですね。笑
この衣装ケース、小学6年生の頃に今の実家が完成し引越したときに母が買ってきてくれたものです。
当時の私にとっては初めての一人部屋、初めてのクローゼットで、何をするにもワクワク。当然新しい衣装ケースに服を詰めて喜んでいました。
ただ、なんだかこのプラスチック製の衣装ケースというのが苦手だったように思います。
この衣装ケースを自分が使うもっと前から、実家にはケースがたくさんありました。重ねて使う1段ずつのものなども、たくさん。
父や母の寝室のクローゼットや押し入れにもあったし、私や弟たちの部屋なのに、自分のものではない物が詰まった衣装ケースが置かれていました。
そしてそれらはほとんど開けられることなく…何が入っているのかもよく分からないし、手入れもされないので、衣装ケースは私にとってなんだか不安な思いを起こさせるものでもあって。
その後、ベトナム渡航のため実家に引越すときに手放したので、実に20年使っていたことになります。
あんなに大きな棚はいらなかった
プラスチックの衣装ケース自体が良くないということではありません。
軽くて丈夫で掃除もしやすく、場合によっては中身も見えて、むしろ良いところの方が多いと思います。
でも私にとっては、実家の「溜め込み癖」を思い出すものでもあって、なんだかあまり好きになれなかったのかもしれません。
少ない服で暮らすようになった今だから思うのかもしれませんが、あんなにたくさん物の入る収納は、そもそも要らなかったのですよね。
もちろん10代20代の私はおしゃれもしたかったし、たくさん服のかかるクローゼットやたっぷりある引き出しは、余白を残す物ではなく、いっぱいにするものだと思っていましたから…
年代ごとに気に入っていた服は今でも思い出すことができるけれど、それらを本当に大事に扱い、愛情を持っていたかというと…全くそんなことはなかったように思います。
好きなものを、どのようにしまうのがよいか、どのように手入れするのがよいか、どれくらいの量が必要なのか、心から大切にするというのはどういうことか…そういう学びが幼い頃の自分の生活にもっとあったなら…と思うこともあります。
でも私の周りには、必要なものだけを本当に大切にしていて、その方法について教えてくれる人はいなかったのですね。
一緒に暮らしていた祖母は美しいものと買い物が大好きだったし、父と母も節約と言いつつ、家に入ってくるものと出ていかない物は多かった…!
唯一、祖父は買い物が極端に少ないようでした。遺品を整理したとき、本や辞書などはたくさんあったけれど、それ以外のものはかなり少なかったです。
そんな経験があって、私はプラスチックの衣装ケースがちょっと苦手だし、片付けや持ち物について、ひときわのこだわりを持つようになってしまったのかもしれません。
まとめ
以前は衣装ケースに入れていた下着や靴下は、20年前に母が編んでくれた籠に入れています。
鎌倉に住んでいた頃は市場やパン屋さん、図書館に行くときに使っていた籠バッグですが、今は収納ケースとして活躍しています。いろんな用途で使えて、私が心から好きなものです。
これから先も、自分の気持ちにしっくりくる、好きなものを少しだけ持っていたいなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!