現金決済の方が買わないことと、その自由さ

ベトナムドン お金

みなさま、おはようございます。

ホーチミンシティに来て物欲と出費が大幅減している私ですが、そのひとつの理由として現金決済というのもあるのかも、と思っています。

もともと断然キャッシュレス派

「お金」カテゴリの記事をご覧いただくと分かるのですが、私はもともとキャッシュレス派です。

普段の買い物はなるべくスマホ決済かクレジットカードでしたいので、現金で払うのは最終手段。

それがホーチミンシティに来て14年ぶりくらいに現金決済になりました。
配偶者の希望で、クレジットカードやスマホ決済は原則使用しないことに。クレジットカードを使うのは、航空券の支払いくらいです。

そもそもお金を使わない

正直、はじめは「カードの方が楽だしポイント貯まるのだけどなぁ」なんて思っていましたが、生活が長くなるにつれて気づいたのですが…

そもそもお金を使うタイミングが少ない。

私が決済をするタイミングは、

  • 週1、2回の食料品の買い物
  • 週1、2回のカフェ
  • 夕食のフードデリバリー

たまに病院にかかったり、用事があれば支払いが発生することもあるけれど、そんなにない。

日本にいた頃も浪費するタイプではなかったと思うけれど、なんだか明らかにお財布を出すタイミングが多かった気がします。

もちろん会社員時代はランチがあったり、友達と食事に行ったりということがあったのも確かだけれど、それ以外の「買う機会」が多かった気がします。

コンビニも近くにあるからときどき行っていたし、買い過ぎない程度ではあるけれど目当ての切手が出ればすぐ買いに行くし、買うものがなくても雑貨や服のお店を覗くし…

「買う」につながる場所や機会がすぐそばにあったのだなあ、と振り返れば思います。

こちらでも人と会ったり、出かけたり、活動したりということが増えればお金を使う機会も増えるのでしょうね。それも素敵。

でも私は人付き合いで疲れてしまうこともあるので、社交的な人に憧れつつも目指さないことにしています。
外国で暮らしていても、自分のペースを大事にして生活するのもいいかなと思っているし、実際満足しています。

必要な分+もしものタクシー代、くらいのお金しか持たない

外出するときは、お財布は使わず現金をポケットインのスタイルです。

≫ ついにお財布をやめました

歩いてすぐのスーパーならば50万ドン札(約2,500円)を1枚だけ持ちます。

実際使うのは20万ドン(約1,000円)程度なのですが、50万ドン札のような大きな紙幣は個人経営のお店やドライバーさんだとお釣りがないことがあるので、スーパーやコンビニで崩します。

いつものカフェならば20万ドン札(約1,000円)を1枚だけ。
お気に入りのチャイティーラテにスコーンを頼むと13万ドン(約650円)なのでお釣りがきます。

タクシーに乗って出かけるなら、必要な分より少しだけ多めに持ちます。お釣りがなくていいように、小銭を多めに。
また、帰りの分のタクシー代は違うポケットに分けておき、万が一手持ちの札束を奪われても帰れるようにしています。

必要な現金だけを持つと買いにくくなる

先日MUJIを訪れた時の記事でも書きましたが…

≫ 物欲はどこへ行ったのか?

いいなと思うものがあっても、お金をちょっとしか持ち歩いていないので、買えません。

もともとその日は何も買う予定がなかったので、MUJIカフェで1杯お茶ができたらいいな、という分だけ持ってきていて。

いざお店に行ってみたら、夫が以前から懐かしがっていたバウムクーヘンが入荷されていたので、ポケットの中の手持ちのお金をこっそり確認してからレジに向かいました。笑

そんな感じなので、たとえばいいなと思う服や化粧品があっても、たいていその場で買えません。

スマホ決済やクレジットカードがあれば「買える準備がある」という心持ちでいられると思うのですが、そうではないのです。

そのとき持っている現金だけが、そのとき私が使えるお金ということになります。

買えないことの自由さ

スマホ決済やカードを持っていない、つまり「買える準備がない」ことが、自由で豊かに感じたりもするのだ、というのは意外な発見でした。

お金を使うという行動については持ち合わせがないことは不自由だと思いますが、でも、持っていないからこそ、お金を使うことに対する意識や物欲からは自由でいられる、そんな感覚が興味深かったです。

必要な分だけ持って出かけると、こんなことをよく思い出します。

私が大学生で妹がまだ小学生の頃の話です。
私が夏に帰省したときに2人で300円だけ持って散歩に出たことがありました。

途中の自動販売機で缶の飲み物を買って水分補給してまた歩き、長い散歩の終盤にコンビニでお菓子を選びながら「お姉ちゃんあと○○円しかないよ」「この中で1個ならどれにする?」とワクワクしながら買い物をして、それがなぜかとても楽しくて。
少ないお金だけ持って散歩したというだけの思い出だけど、とても楽しくて今でもよく覚えています。

買えなくっても全然大丈夫。
本当に必要なときだけが買いどき。

そんなふうに気楽に思えていることがなによりラクで良いな、と思っています。

まとめ

現金決済していることと、それによって感じる自由さについて書きました。

今後、日本でも現金で支払うかというと、どうなのでしょう?もしかするとそうするかもしれないし、しないかもしれない。

その時々で、自分に合った方法を選択できたら良いのかもしれませんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!何か参考になることがあれば嬉しいです。

日めくりカレンダーの残りがいよいよ少なくなってきたなあ
お金