ちょっと嫌な人は通り雨に似ているかもしれない

心のこと

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自分の身に起こるマイナスなことに対して、なかなかうまく対処できないなあ…と思うことがほとんどなのですが…
一度だけ、「これはよかったな」と思えたことがあります。ちょっと嫌な体験が小さな成功体験になることもある、と感じた体験です。

市役所で出会ったびっくりする人

ベトナムに渡航する前、地元の市役所で色々と手続きをする必要がありました。

普段行かない窓口行く必要があり、一緒に来てくれた母にとっても私にとっても、慣れない手続きだったのですが…

ある窓口を探していたとき、「ここかな?」という窓口で、手続きしたい旨を伝えた時のこと。

こちらの伝えたいことと、窓口の方の伝えたいことがなんだか食い違っているようで、話しても、聞いても、平行線を辿るばかり…

そのうちに、窓口の方が自発的にヒートアップしてきて、ちょっと声を荒げる展開に。
低くて大きな声、険しい顔つき、キツく聞こえる地元の訛り、大袈裟な身振りなど、周囲の職員の方も「え?どうしたどうした?」という様子で…

応対されている側の私たちもなぜか捲し立てられている状態で、明らかに居心地はよくありませんでした。笑
横にいる母も、目の前のヒートアップした人に影響されてちょっと苛立っている様子で…

私も普段なら「この方どうしたの?なんでこんな対応されなきゃいけないの?」と、小さくため息でもついてしまうところです。

ところがこの時は、「正しい窓口を見つけ、スムーズに手続きを終えて、早く家に帰りたい」という明確な目的があって。

なので、私の頭の中は目の前の自発怒りおじさまを素通りして…

「本当にこの窓口で合ってる?」「目の前の方が伝えようとしていることはなんだろう?」「質問に答えているのに伝わらないのはなぜだ?」「他に冷静に話せそうな人はいない?」

などなど、目的を達成するために今できることを考えていたので、目の前の方の感情的で一方的な表現に、嫌な気持ちになったり、批判的になっている暇がありませんでした。

そうこうしているうちに、奥から何かを察した上司の方が出て来られて、お話ししたところ一発で問題が解決。やはり違う窓口だっただけ。

私は「なーんだやっぱり窓口が違ったんだ、ありがとうございました〜!」と立ち去り、
隣の母は「まったく一方的に捲し立てるんだから…」と怒っており、
窓口の方は「あーなんだそっちの窓口の話か」とバツが悪そうで…

その後正しい窓口ですんなり手続きを終えて事なきを得たのですが、あとで考えると、この小さな体験は私にとって学び多いものでした。

相手の感情的な表現を引き受ける必要はない

地元に戻って、市役所や町役場、銀行などに行くと、みんな親切で本当にびっくりしました。
のんびりだけど、雑談も交えながら、丁寧にゆっくり説明してくれて。たまに個人的なことも聞いてきて。笑(大体の場所に、知り合いか、知り合いの知り合いがいたりするので)

こういう場所っていろんな方が訪れる場所だから、ときに本当に大変だと思うけれど、地元の人たちの仕事ぶりがすごいな〜と思うことが、とても多かったのです。

そんなわけで、今回のようなびっくり体験は非常に稀なのですが、市役所でなくても、こういうことってありますよね。私もこれまで何度もあります、仕事の場面では特に。

でも今回の体験から私が学んだのは、相手の対応に影響されることなく、自分の冷静さを保つことはできるんだ、ということ。

強い態度の人に出会うと、まずはなだめようと、相手の感情に付き合ってしまうというか、共感しようという心理が働いてしまうことが、これまであったと思います。

でもそれをすると、自分が疲れてしまう。自分のものではない感情の渦に巻き込まれてしまうことがありました。

でも本来、相手の感情に付き合う必要はないのだな、とこの体験で気づきました。
そして私にも、相手の感情に付き合わないという選択ができるんだ、と知りました。

具体的には、相手の感情や態度、口調に集中し反応するのではなく、「目的のために今自分は何をすべきか?」と考えることに集中すること。

相手の感情や態度を蔑ろにする、ということでは無論ありません。
そのような情報から、今相手がどういう状況なのかというのを汲み取ることはあります。

相手の怒りやもどかしさを理性的に察知し理解することはあっても、感情的に同調し引き受ける必要はない、ということです。

こんなふうに対応できたことで、3つの気持ちが湧き上がってくることにも気づきました。

嫌な態度に反応しないと気分が良い

単純に、ちょっと嫌な態度の相手に反応しないと、気分が良かったです。

「気分が良い」というのは、「あの人、あとで上司に怒られてしまえ!」とか「あの対応じゃ同僚の人とも上手くいっていないに違いない」というような「気分が良い」ではなくて…(これまで失礼な態度の人にこう思ってきた経験があるのは言うまでもないのだけど…)

相手に影響されて、自分まで怒り出したり、傷つけるような言葉を言ったり、不快感を態度で表さずに済んで、「気分が良い」ということです。

当たり前のことですが、嫌な気分になることや、嫌な気分を出すことって、そもそも決して気分の良いことではないのですよね。
なおかつ、それを自分きっかけではなく、目の前の嫌な人きっかけでせずに済むと、気持ち的にも消耗せずに済むものなんだな、と感じました。

そして、相手は自分に対して失礼な態度を取ったけれど、私は相手に対して失礼な態度を取らなかった、という誇らしい気持ちを持つこともできました。

自分のコントロール権を守りきる達成感

2つ目は、相手に自分のコントロール権を渡さずに済んだ、という達成感があったこと。

相手のいらいらに反応して自分もいらいらして、その日1日を「嫌なことがあった日」にせずに済みました。

相手に影響されて、自分まで嫌な人にならずに済んだという満足感は、自分への信頼が増した感じもありました。

相手の出方に反応して自分もそうし返すことは、気高くあろうろする自分にはふさわしくない(!)という思いも強くできました。

嫌な人に遭遇しようとも、自分のコントロール権を相手に渡さずに、最後まで守りきることができると知ったことは、「私にもこんなふうに対処することができる能力があるんだ」という自信をくれました。

嫌な人を嫌な人として記憶に残さずに済む

出来事の日から2年以上が経った今までずっと、ヒートアップしたあの窓口の方のことを、私が「嫌な人」として記憶していないことに、自分でも驚いています。

実は、オフィスワークしていた時にあった嫌なこと、嫌な人、嫌な言葉、嫌な態度など、いまだに思い出してしまうことがあります。

3年も5年も10年も前のことでも、ふとした時に「あんなことあったな」「あんな人いたな」と思い出して、その時傷ついた自分を思い出して、今またちょっと傷つく、ということを繰り返しています。

でも今回のことは、あの窓口の方を「あんな嫌な人いたなあ」と嫌な気持ちと共に思い出すということはなく…
ニュートラルに、「あんな人いたな」「あんなことあったな(ちょっとクスッと笑える)」と思い出すくらいです。

自分が悪い反応をするのか、それともできることに集中して行動を選択するのかで、その後自分の中に残る記憶の良し悪しも変わるのだな、と思いました。

びっくりする人は通り雨と似ている

…と、ここまで「私の小さな成功体験」について書いてきましたが、いつもそうできているわけではなく、むしろいつもわりとできないのです。笑
毎度毎度、「あーまた影響されてちょっと嫌な態度取っちゃった」「この嫌な出来事、ショックすぎてやっぱショックだわ」と思うこと多々です。

でも、たった一度のあの小さな体験のおかげで、自分はいつでもあのように対応できる可能性がある、ということが支えにもなっています。

そして、嫌な人に当たることってあるけれど、それって通り雨みたいなものかもしれない、と思っています。

雨が弱まるまでは「休み時間」にする

雨季のホーチミンシティでは毎日のようにスコールがあります。
冷たい風が吹いてきた、風が強くなってきた、鳥がせわしなく飛んでいる、風に雨のにおいが混じっている、空が暗くなってきた…などなど、通り雨を察知できる条件はいろいろあって、なるべく雨を避ける工夫はできます。でも、工夫しても降られる時はあります。雨が降るかどうかは、自分では選べません。

雨のあるところで暮らしていればそういうこともあるし、天気は自分で選べないのだから仕方ないですよね。
服が濡れたり、靴が汚れるかもしれないけど、それは自分で綺麗にできる。

通り雨にあったからって、自分の本質にまで影響を与えることはまずないですよね。
雨のせいで一日が台無しになったと感じるのか、やっぱり折り畳み傘はあると良いと学びを得たと思うのか、それは自分で選べること。

びっくりする人、ちょっと嫌な人との遭遇も、通り雨との遭遇に似ているのかもしれないな、と思いました。(もちろん、職場や家の中にずっと雨みたいな人がいるとすれば、それはもはや通り雨ではない…)

まとめ

嫌な体験が小さな成功体験になることもある、と感じた体験について共有しました。

そして何よりもまず、自分がちょっと嫌な人にならない心がけを大事にしたいです…

大人になると人生に少しずつ慣れてきて、無意識的、意識的にも、ちょっと嫌な人になってしまうこと、なれてしまうことがあるなあ、と感じています。

何か参考になることがあれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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最初の15分で引き込まれなかったら、その映画を観るのはやめるようにしています
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