みなさま、おはようございます。
先日、住まいのメンテナンスのため日中は外出しなければならない、ということがありました。
ふだん出不精の私…長い時間こそ手ぶらで出かけたいからベトナム語学習セットやiPadやらは持ちたくないのでカフェに入り浸りはできないし…
というわけで、美術館に行くことにしました。
ホーチミンシティに来て初めての美術館。
日本でもアート観賞は好きでしたが、ゆっくり自分のペースで見たいから一人の方が良くて。平日に一人で来るのが性に合っています。
そんなわけでだいたい2時間半、一人でアート観賞してきたのですが、これがすごく良かったです。
他に何もせず、ただただ気に入ったアートを好きなだけ観賞する。
やることはものすごくシンプルなのですが、どこか瞑想的というか、不思議と自分との対話が深まるというか、そんな時間でした。
セクションをざっと回って気になる作品は1、2個なので、それらを20分や30分、心ゆくまで見る。気が済んだら次のスペースに移動する。
撮影OKなので、写真を撮ってみる。
見る角度を変えると絵が朝方や夕方に見えるような気がする。
絵の中のあそこの場所に佇んだら気持ちがいいだろうな。
水と緑と風のにおいがするんだろうな。
この色あいがたまらなくいいなあ。
じっと見ていると最初は気にとめなかった特徴が際立ってくる。
などなど、そんなことを考えているとあっという間に時間が経ってしまいました。
アート観賞の時間って、日常とはちょっと違うような感じがしますね。街中にあるのに、特別な感じがします。
心がふっと疲れたなあというときは、こういうところに来て、自分の外に意識を向けるのもいいですよね。
この感じ、久しぶりに思い出して嬉しかったです。
買い物やスイーツには興味がなくて近所のいつものカフェで過ごしがちな私だけど、たまにこうして一人、美術館や博物館を訪れるのってすごくいい、そう思いました。
まだ観光客も少ないし、平日なので本当に空いていて、ゆっくり見られました。
10代や20代前半とおぼしき若い子たちが多かったのですが、絵や建築の意匠とともに、インスタ映え写真を撮っていました。それもまた良しですね。
またそのうち、アートに浸る時間を持ちに行こうと思います。