コーヒーを飲むと気持ち悪くなってしまうので、人生ずっと圧倒的お茶派のわたくし。
ベトナムで暮らすようになってから、お茶は日本に一時帰国するたびに買って持って来ていました。
ベトナム土産としてのベトナム茶を紹介できないことも、ずっともどかしかったのですが……ベトナム在住4年目にして、全力でおすすめできるお茶に出会いました!
ベトナム発のオーガニックベトナム茶ブランドTinh(ティン)

そのベトナム茶というのがこちら、Tinh(ティン)というブランドです。
おいしいうちに飲み切れないと嫌なので自宅のお茶ラインナップは絞り気味の私なのに、4種類も揃えています。
私がこちらのブランドのお茶を選ぶ理由を、3つ紹介します。(例によって、PR案件ではありません!読んでくれている方に、お気に入りを共有したい!という気持ちで書いています)
純粋でシンプルなおいしさ
お茶が好きで、普段おいしいお茶しか飲まないので、もはやおいしいお茶しか飲めない、だから外出先でお茶を注文するときはかなり慎重です。もちろん淹れ方で調整はできますが、お茶自体がおいしいかどうかの方がはるかに重要なので……!

Tinhのお茶は、おいしい水みたい。
山からの天然水みたいに、ごくごくと飲みたくなるくらい、からだにすっと馴染んでいく感じがします。(30年以上生きてきて、もりもり食べられるおいしい食べ物、ぐびぐび飲めるおいしい飲み物って、水みたいなんだな、と感じること多々)
Tinhのベトナム茶は、中国茶と似ているところもあります。
苦みや渋みを抑えて、香りを立たせ、甘みやうまみを際立たせる、といった感じ。
私が感じる中国茶との違いは、1煎目から優しい香りの立ち上がりが楽しめること。淡い香りと甘みやうまみの際立つ味との調和を楽しめるところです。
そんな違いもあって、中国茶や台湾茶が好きな方にもおすすめ。似ているけれどちょっと違う、ベトナム茶らしさを感じていただけると思います。
普段は日本茶や紅茶派の方には、もしかすると味が淡いと感じられるかも。
その奥にある繊細な香りと、甘みやうまみを感じていただくのはもちろんですが…
もう少ししっかりした風味が欲しい方は、茶葉の量を増やしたり、抽出時間を長めにとったり、お湯を注ぐときに少し高い位置から茶葉に水圧をかけるように淹れたりすると良いかも。
すべての味がしっかりと出るけれど、もともと渋みや苦みが少ないので、香りと味の輪郭を際立たせることができると思います。
それから、私はTinhのお茶で初めて、水出し茶の魅力に気づきました。
何煎も入るので、ホットで数煎楽しんだあとは、ボトルに水と茶葉を入れて冷蔵庫で一晩寝かし、翌日水出し茶として楽しんでいます。
茶葉から香りづけの花まで農薬・化学肥料・香料不使用
日本にいる時から、農薬も肥料も使わない自然栽培のお茶を選んでいます。
↓もう8年くらい、日本茶を買うときはこちらのお店で
お茶って、農薬を使わずに病気や虫を避けて育てるのがとても難しいのだそうです。
なのに茶葉をそのまま加工してお茶にするので、農薬が残りやすいとも言われています。
もちろん食品として世に出ているものは問題ない範囲と思いますが……
他にお金のかけどころもないので、食べ物や飲み物は、自分が心からギブ&テイクしたいと思える生産者さんをサポートしたい、というのが私の考え。
ベトナムにもorganicと書かれたお茶はあります。
でも、本当に?どの程度?というのは、確認が難しい。国家基準認証があるらしいのですが、正直全然見かけないし、日本の有機JASやアメリカのUSDAのようには浸透していないと感じます。だから、誰でも“organic”と言えてしまうのが現状です。

そんな中、Tinhのお茶は、農薬・化学肥料・香料不使用。
無農薬どころか、樹齢100年とか200年になるものもある、山に自生しているお茶の木から作られたお茶が中心だそう。
さらに(もちろん毎回ではないと思うけど)茶摘みのときに生産地に足を運び、本当に農薬の影響を受けていないお茶の木から収穫しているのか、確認しているそうなのです。
ジャスミン茶やハス茶など、生のお花で香りづけするお茶の場合、その花まで無農薬にこだわるという徹底ぶり。ありがたい。
日本で販売する場合、有機JASの認証を取得していないと「オーガニック」「無農薬」と表記できないのですが、ここまできっちり説明されていれば、たとえマークがなくとも安心できると個人的には考えています。
ストーリーに共感できる
完全無農薬へのこだわりとも関連しますが、このお茶とそのブランドのあり方に共感できるところがあります。
たとえば、
世の中には目を引くもの、話題になるものがたくさん溢れていますが、誠実に良いものを届ける、それを生産地の人々にも還元する、という哲学があるところに共感しています。
お気に入りの4種類を紹介
今私が自宅に常備している、お気に入りの4種類を紹介します!
龍爪/ドラゴンクロー

まず1つ目は、龍爪/ドラゴンクローというお茶。

こんな感じなのですが、これ、枝の出始めのところを収穫して、乾燥させたお茶なのだそう!
ひと口飲むと、「これは他にないお茶…!」と唸ってしまうほどの、今までにない感じ。
マスカットのようないい香りが自分の中いっぱいに広がって、ほのかな甘みが沁みわたる……!私はジュースのような位置付けで飲んでいます。
私同様、食品にこだわりがありお茶は無農薬のものしか飲まない義母も、これならば喜ぶに違いないと思い、夏の一時帰国のお土産にも選びました。
ほんと、他にない風味のお茶なので、ぜひ試していただきたい。なんなら配って歩きたい……!
あ、ノンカフェインなのも嬉しいポイントです!

ハス紅茶

紅茶を自宅に常備するようになったのは、一体何年ぶりのことでしょうか…!
鎌倉在住時代、毎週末通うティールームがあったことから、「紅茶は外でおいしいものを飲む」と決めて長いのですが……
ホーチミンシティはそもそも温かいお茶をあまり飲まない風土なので、外国人向けのお店で紅茶を頼んでも、なんだかイマイチ……!
この紅茶に出会ってから、喉に違和感のある時はいつもこのお茶を淹れています。(バイクの排気ガスやエアコンによる乾燥でけっこう喉トラブルが多いホーチミンシティ生活)

香りづけのハスの花がそのまま入っているのですが、この見た目!良い!
ほっこりとした甘みのある味に癒されます。
渋みや苦み、えぐみがほとんどなく、紅茶自体がかなりおいしいのがすごい。

ポメロ緑茶

Tinhのお茶で私が一番お気に入りなのが、ポメロ緑茶。
ベトナム在住者には馴染みのある柑橘類、bưởi(日本語ではザボン、英語ではpomelo)の花で香りづけした緑茶。
これねー、おいしいんですよ!
Tinhのお茶の中では珍しくほのかな苦みも感じることができるのですが、それが緑茶とマッチしていて良い。一方、香りはすっきりしつつ甘みもあります。水出し茶にするとその甘みが際立って、ホットで淹れたときとの違いも楽しいです。
絶対に自宅に常備しておきたいお茶です。

ジャスミン緑茶

ジャスミン茶は馴染みのあるお茶ですよね。
ベトナムでもスーパーで見つけることができます。中国茶にもあるし、ベトナム茶である必要性は…?と思われるかもしれませんが、ちゃんと個性があります。
香りのついたお茶って、香りが華やかすぎて、ちょっと刺激的に感じることもあります。
ところが、こちらのジャスミン茶は本当に優しい。香りものがあまり得意でない私も大好き。
華やかでくっきりした香りを楽しむというよりは、淡く繊細なジャスミンの香りで深呼吸したくなる感じ。緑茶の味とのブレンド感もよく、煎を重ねるごとにその調和が楽しめます。
こちらも苦みや渋みがほとんどないので、飲みやすいお茶が好みの方にもおすすめです。

気になるポイント
熱意に任せて良いことばかり書きましたが、気になるポイントも2つ。
値段が高い
Tinhのお茶は品質が高く高級茶の部類に入ると思うので、中国茶や台湾茶の良いお茶の値段に慣れていると、納得できる範囲かなと思うのですが…ちょっと高めですよね。
ベトナムで買うならまだしも、日本で買うとなると通関費用なども入ってきてしまうので、やっぱりちょっと高い。
私は値段が高いものに出会ったとき、「高い理由は何だろう?」と、その根拠を調べたり、考えてみることにしています。(安いときも然り)
山奥深くで手摘みしているお茶もあるとのことだし、手作業の工程も多かったり、フェアトレードで取り引きしていたり……そんなことを考えると、当然かな?むしろその希少性のわりには良心的……?とも思えてきます。
現在ベトナムでは買える機会が少ない
ブランドリニューアルのタイミングということもあって、ベトナムでの販売は準備中のようです。イベントの時にその場で購入するのが良さそう!
ホーチミンシティの取扱店
現在、ホーチミンシティでの取り扱いは無いようです。(準備中)
ハノイの取扱店
現在、ハノイでの取り扱いは無いようです。(準備中)
日本でも買えます
オンラインショップがあるので、日本での方が買いやすいかも。
まとめ
お気に入りのベトナム茶について紹介しました。
ホーチミンシティでTinh主催のイベントに2度参加したことで、このお茶に出会ったのですが……
他の参加者の皆さんが、イベント終了後にびっくりするくらいその場で買うので驚きました。手元の在庫が無くなって後日配送対応になっていたくらいの売れ方。しかも数種類とか数袋ずつ買う。
それぞれ個性があって、どれも飲みやすいので、複数種あってもちゃんと楽しめるのが今になって分かる……!
お茶好きベトナム在住日本人の方には、リピート購入やハードなファンの方が多いようです。自分用はもちろん、大切な人にも自信を持ってプレゼントできるし、良いですよね。
お茶好きの方、ベトナムに旅行にいらっしゃる方などの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

