みなさま、おはようございます。
ホーチミンシティに暮らしてから「買わない生活」に拍車がかかっていた私ですが、この度…やってしまったかもしれません!
過ぎたことを悔いても仕方ないし、数日経ってみて「まあそんな落ち込むほどでもないか」と思えているのですが、皆さんに共有しようと思います。
保湿剤が必要
その買い物とは何かと言うと、保湿剤。
以前記事でもご紹介した通り、ホーチミンシティでは保湿剤として、美白美容液とココナッツオイルのみ使用しています。
普段の生活はこれで問題ないのですが、年末に控えた日本一時帰国では、乾燥への備えが必要だと考えていました。
ホーチミンシティで利用するフライトは3時間以下の短いものばかりで、機内での保湿はあまり考えなくても大丈夫でした。
しかし日本までは6時間かかります。去年の1月に特別便でベトナムに来たときも、やはりなかなか冷えるし乾燥すると思った記憶があります。
はじめは何か注文して日本の実家に送っておこうと思っていたのですが、飛行機の中と降機後すぐ使えるようにしておいた方がいいかもと思い直しました。飛行機の後は地元までまた電車に乗る必要があり、その車内も乾燥するのです。
何かホーチミンシティで買えて、顔体髪に使えるマルチバーム的なものはないだろうか…と色々探しました。
ロクシタンのシアバター
「これ良さそう!」と思ったのが、ロクシタンのシアバター!
今ままで使ったことがなかったのですが、100%シアバターなのですね。シンプルな材料でマルチに使えるものが好きなので、私にぴったり。それに、ロクシタンならホーチミンシティにも店舗があります。
念のためと思いロクシタンベトナムのウェブサイトで商品ラインナップを見てみると…あれ…?シアバターがない。
何度見てもない。どう探してもない。
そういえば去年、夫が日本に一時帰国した際、ベトナム人の同僚に「ロクシタンのこの美白クリームを日本で買ってきて!」と頼まれていたことを思い出しました。そうか…ラインナップが微妙に違うのね。
ウェブサイトにはなかったけれど、ダメもとでお店で聞いてみるか〜とロクシタンストアに行き、スマホで商品画像を見せて「これ無いですよね?」と聞きました。
当然店員さんは見たことない商品だったようで、「これは何に使うのですか?顔?」と聞いてくれ、「これはシア脂100%で、顔、体、髪にも使うものなんです」と説明すると、「違う商品だけど、同じ用途に使えるものがありますよ」と案内してくれる。え、あるの!?
ソリダリティーバーム
案内されたのがこちら。
パッケージ裏の成分表示を確認して、シア脂100%では無いけれど天然のオイルを使っているし使用感も良いのでありかも!と思いました。
今日明日だけ25%オフで593Kドンとのこと。
593Kドン…日本円にすると3,433円。
バームに3,500円?高い高い、ありえない。
…と思ったのですが、もともと欲しかったシアバターは10g入りで1,500円です。
このバームは倍の20g入りなので、量で考えたらまあそこそこ妥当、なのか?とも。
大体、これがダメなら保湿剤として他に選択肢があるのだろうか?買い物に振り回されたく無いのでこのへんで手を打ってしまいたい、そしてこの商品はパッケージも可愛くて香りも良い。(結局良いとは思っている)
そんなわけで、買いました。
いつもなら「もう少し考えます」と言って立ち去るところですが、このときは即決してしまいました。
帰宅してから悶々とする
買った後は嬉しく、その後のカフェでも何度もパッケージや裏面のシールをみて喜んでいた私ですが、帰宅すると「本当にこの買い物は良かったのだろうか」と思えてきました。
そんなわけで当該商品をウェブで検索!
ロクシタンマレーシアのウェブサイトでは同じ商品がすぐに見つかりましたが、日本では商品名が違っていて「チャリティーバーム」とのことでした。そして値段を見てびっくり。
1,650円…!
えぇ〜〜!私、倍以上のお金を払って買っているのに〜〜!
なんでしょう、納得して買ったはずなのに、とんでもない間違いをおかしたような、ぼったくられたような。ぼったくられてはいないのだけど。
やっぱりその場で買わずに一旦調べたり考える時間を持てば良かった…この商品でなくてももっと良い選択肢があったのではないか…そんなことを考えて、ひとしきり落ち込みました。
買わなければ良かった?
少し落ち着いてから、「じゃあ買わなければ良かったか?」と考えると、意外にも、そうでも無いかも?という感覚でした。
確かに、わたし的にはやたら高い保湿剤を買ってしまった感はあるけれど…
とても良い香りで癒されるし、パッケージも可愛いし、顔体髪に使えるからフライトから日本滞在中の保湿はこれ1つあれば大丈夫だし、これで日本行きの保湿剤については考えなくて良く、物としては気に入っています。
…もうそれでいいじゃない、という気持ちになってきました。
値段についてもきちんと確認した上で高いとは思ったけど納得して支払ったわけだし、決してお得ではなかったけれど、でも欲しかったものは買えた。もうそれで良いじゃない、と。
それに、買い物に失敗したかも…!とひとしきり騒いだけれど、と言っても3千円ちょっとの買い物で、騒ぎすぎでは?とも思いました。
これまでの人生を振り返って、10代20代の方がずっと、もっともったいない買い物をしてきたのでは?と思い当たり冷静になる。
3千円のバームでこんなに「やっちゃったー!」と思うのは、私の買い物感覚が研ぎ澄まされてきた結果でもあるのだな、と思いました。ある意味、「買わない生活」が成功してきた結果でもあるのだと。そうでなければ、こんなに「この買い物は私にとって良かったのか?」なんてくどくどと考えないと思うのです。
まとめ
最近の私の買い物の失敗…では無いですね、買い物の気づき、について紹介しました。
私、こちらで鰹節や味噌などの日本食材を買うときは「高い!日本で買ったらこのくらいの金額なのに損した気分!」などとは全く思わず、逆に「日本から運ばれてくるのだから多少高いのは当然、いやむしろそれでこの金額なら安い方!ありがたい!」と思っているのに、なぜバームではこんなに騒ぎ立ててしまったのか自分でも不思議です。
どうやら自分なりの価値判断基準があるようですね。こういう気づきも面白いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!