ハウスキーパーさんに学ぶ毎日のお掃除習慣

暮らし

みなさま、おはようございます。

今の住まいでは、日曜日や祝日を除く毎日ハウスキーピングが入るのですが、ハウスキーパーさんたちの技術から日々のお掃除について学ぶことがあります。
毎日のお掃除でどんなことをしているのか挙げながら、自分でも真似したいと思うことを書いておきます。

ハウスキーピング付きの住宅

ホーチミンシティの住宅ではハウスキーピングが入るのは珍しいことではありません。

私はホテルレジデンスに住んでいますが、その他タワーマンション、サービスアパートメント、普通のアパートメントでも、週2回以上お掃除が入るのは普通です。外国人の多くがハウスキーピング付きの住宅に住んでいると思います。

外国人だけでなく、夫の勤務先のベトナム人のご自宅もハウスキーピング付きで、お子さんがいらっしゃる方はナニーを雇う方も多いです。

日本で暮らしていたとき、当然自宅の掃除は自分たちでやるものだったので、なんだか最初は落ち着かない気もしたのですが…掃除が無いってめちゃくちゃ楽…!と今は思っています。というか、掃除って大変ですよね、よく考えたら。仕事なのですよね。

そんなハウスキーピングありきの生活ですが、物が盗まれるとか捨てられるというトラブルも聞きます。衛生観念の違いから掃除の仕方が日本と違うところもありますから、人によっては難しい部分もあるかもしれません。

ハウスキーピングの内容

ここでは部屋や場所ごとのハウスキーピングの内容について書いておきますね。

ちなみに、私はハウスキーピング中は部屋から出るようにしているので、具体的にどのように掃除しているのか見ることはないのですが(見てもいいとは思うのだけど)、完了後の状態を見てこんな感じだろうなと推測しています。

リビングダイニング

  • 床のモップがけ
  • 水平面の水拭き

私が暮らしている部屋は、リビングルームとダイニングルームがひと続きになっています。

床はベトナムでは一般的な人工石のタイル敷きです。年中温暖でダニなど虫の影響を受けやすいのもあるのか、絨毯等は敷かない家が多いようですが、今の住まいはホテルの内装なのでL字型ソファの下にのみラグが敷いてあります。

床のモップがけは必ず行われます。

最近はないのですが、たまに洗剤の濃度が濃すぎるのか、全然乾いていなかったり、乾いても床がベタつくことがあります。笑
また次の日も床はモップがけされるので都度クレームを言ったりはしませんが、毎回同じハウスキーパーさんが同じ道具で洗剤を使っているはずなのに、日ごとにばらつきがあるのが不思議だなあ、と純粋に思ったりはします。
そういうことを不思議に思うかどうかも国民性の違いがあるように思います。細かいことは気にせず仕事をしてくれるのが良いところもあるのです。

床だけでなく、ダイニングテーブルやコーヒーテーブルも毎日必ず水拭きされています。たぶん、扉のない棚も物がないところは拭いてくれているようです。
ハウスキーパーさんたちは物の置いてあるところは触れないように言われているので、物があるところは掃除されずそのままです。
我が家はテレビの上の飾り棚や扉のない棚以外、テーブルやキッチンカウンターの上に何も置かないようにしているので、他の部屋より水拭きする場所が多くて大変じゃないだろうか、と余計な心配をしています。笑

また、部屋にはウォーターサーバーがあるので(各ゲストの契約内容による)、ボトルが空になると交換してくれています。

キッチン

  • シンクの掃除
  • IHクッキングヒーターやカウンターの水拭き
  • ごみ捨て

シンクも毎日掃除されます。
食器洗いはハウスキーピングの内容に含まれていないと夫から聞いているので、私はハウスキーピングの前までに食器は洗い、乾かし、棚の中に片付けておくようにしています。

しかし、どうやら他の部屋では食器も洗っているようです。(ハウスキーピング中はその部屋のドアを開けっぱなしにするので音が聞こえる)
というのも、シンクを洗いたくても、洗っていない食器があったらまずその食器を片付けなくてはいけませんよね。そうするとハウスキーパーさんは食器を洗わざるを得ないのだと思います。

とはいえ私は契約にないことを彼女たちにさせたくはないし、自分の食器も持ってきているので、自分で洗って拭いて片付けるようにしています。
万が一彼女たちが部屋に備え付けでないゲスト自身のものを壊してしまったら、可哀想だと思うからです。弁償なども求めませんが、お互いにちょっと悲しいと思うし、不要なトラブルは元から避けたいので。

カウンターやIHヒーターも毎日水拭きされます。
もともと、このさほど広くはないキッチンカウンターにはたくさんの物が備え付けてありました。

  • 食器洗いの水切りかご
  • 炊飯器
  • トースター
  • 電気ケトル

どれも使わないので、私がここに住むことになった段階で全て綺麗にして、キッチンのシンク下の収納にしまっています。

バスルーム

  • トイレ掃除
  • 床のモップがけ
  • シャワーブースの掃除
  • 洗面シンクの掃除

バスルームは毎日、そのほとんど全てが掃除されます。
我が家の場合、私物が置いてあるのは、洗面台備え付けの小さな引き出しと、私のコスメ類や洗濯に使う過炭酸ナトリウムのみなので、他の場所は全て掃除されます。

寝室

  • 床のモップがけ
  • リネンの交換(2日に1回)
  • ベッドメイキング

寝室はフローリングですが、こちらも毎日モップがけされます。
枕カバーやシーツなどのリネン類は2日に1回の交換です。

寝室も他の部屋同様、ゲストの私物が置いてある箇所は触らないのですが、スーツケースを除き引き出しの中やクローゼットの中にしか私物はないので、拭き掃除もされているかもしれません。

毎日のハウスキーピングの内容はこんな感じです。
大体2人で担当してくれて、我が家はいつも同じ女性2人なのですが、時間帯やシフトによっては1人で担当することもあれば、他のフロアを担当する人がヘルプで入ることもあるようです。女性だけでなく男性のハウスキーパーさんもいます。

驚くべきは、この内容のお掃除を、2人なら15分以内、1人でも30分以内で完了させている点です。
私はいつもめちゃくちゃ早いなと思っています。さすがはプロ。同じように素早く綺麗にはできないかもしれないけれど、ここは真似したい!と思うことを3つ共有します。

床は毎日掃除する

日本での暮らしでは、週末にほうきで掃き掃除をしてから水拭きしていました。平日は気になった時に掃き掃除のみ、という感じでした。

でも、床の汚れって気になるのですよね…!私はしょっちゅう見ないふりして週末の掃除タイムまで先延ばししていました…!

でも毎日床が綺麗だと、やっぱり気持ちがいいです。大したことをしていないなくても床は汚れるものですね。できれば毎日、掃き掃除や掃除機だけでもいいから行うと気持ち良いのだろうなと思います。

水回りは毎日掃除する

これも日本での暮らしでは週末の掃除ルーティーンでした。

それでも汚れはたまらないので良かったのですが、水回りは個人的に気になる箇所なので、いっそ毎日ささっと掃除してしまった方が楽なのでは?と思うようになりました。

特によく使う洗面台のシンクは毎日綺麗だと気持ちがいいですね。
水回りの掃除ってやたらと面倒に感じるのですが、やってしまえばあまり時間もかからず綺麗になるので、習慣にしてしまった方が気持ちよく使えるのだろうな、と思います。
まあでも忙しい毎日でそこまで手が回るかというと難しい部分もあるのですよね。生活の中の流れの一環にできるといいのかなと思います。

掃除が不要な箇所はない、物は少ないに限る

ハウスキーピングが入ると言いつつも、ゲストの私物があるところは掃除されません。具体的には、こんなところ。

  • 扉のない棚の荷物が入っているところ
  • テレビ上の飾り棚
  • 扉付きの収納や引き出しの中
  • クローゼットの中
  • 靴棚

思い返してみると意外とあります。
もちろん毎日の掃除は必要ないけれど、ときどきは物の見直しと拭き掃除が必要です。

私も定期的にやっていますが、毎回思うのは、「こんなに物が少ないのにそれでも億劫だ!」ということ。笑
どちらかというと掃除片付けは好きな方で、実家に帰ってもなぜか掃除している私です。物もかなり少ないのに、なのに!毎回億劫だといいう気持ちが消えることはなく…。

もちろん掃除が済み、手持ちの物を点検し愛でて元に戻すと気持ちがいいのですが、なくてもいい手間だなという気持ちもどこかあります。
生活する上で何も物を持たないことは無理だし、私に対応可能な物量で生活し、綺麗にできているのだから良いのですが、これ以上物のある状態だった過去が信じられない気持ちもあります。

生活空間の中で「掃除しなくてもいい場所」というのは無いようにも思います。それならば、自分でメンテナンス可能な量の必要なものだけ持ち、清潔にする心理的負担を少しでも軽くしておくことは大事だな、と改めて感じています。

まとめ

ハウスキーパーさんたちから学んだ掃除のことについて共有しました。

我が家の事例なので、ホーチミンシティでの暮らし、ベトナムでの暮らし、海外暮らしがこうであるということではなく、個人的な身の回りのことについて共有したのみです。

今年のベトナムの旧正月テトでは何もできなかったけれど、来年は毎日顔を合わせるハウスキーパーさんたちに何かしたいなと思っています。子ども以外にもお年玉をあげる習慣があるので、日本で可愛いお年玉袋をゲットするのが楽しみのひとつです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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