物の多い実家への帰省。居心地よくいられる場所

物のこと

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みなさま、おはようございます。

年末年始の日本一時帰国でも、1年前のベトナム渡航前同様、実家に住んでいる父母や、帰省してくる弟妹とは生活空間を分けようと思っています。

帰省時の私の生活空間

私の実家は二世帯住宅で、1階が亡き祖父母の居住空間、2階が父と母の居住空間になっています。私たちきょうだいが使っていた部屋もみな2階にあります。

1階で暮らしていた祖父母が亡くなり、大規模に物を整理したのは去年の12月。
私はベトナム渡航を控えており、当時は72時間前のPCR検査陰性が必須だったので、感染対策として家族とは少し生活空間を分けることにしました。

祖父母が寝室として使っていた1階の和室を私の部屋として、食事も自室でいただき、洗った食器を2階に戻す、というような感じでした。

せっかく実家で過ごしているのにほとんど家族と会わずにさみしそうと思われるかもしれませんが、意外や意外、かなり快適でした。

気になるポイントが多い実家

帰省は好きな反面、実家で過ごしていると少し疲れてしまう…その理由はいろいろあるけれど、一番は、生活空間の視覚的なノイズが多くて、気になってしまうということ…!

決して片付いていないわけではないし、落ち着く空間でもあるのですが…親元を離れてもう15年くらい経つので、「暮らしの空間」においては、もう私には私の基準があるのだな、と感じています。

過ごしていると、どうしても頭の中に問いが浮かんできてしまいます。

  • これはどうしてここに置いてあるのだろう?
  • 普段は見えない場所にしまい、使うときに出すのでは駄目なのか?
  • あまり手入れしていないようだけど、ここに無くてはいけないのか?
  • これ使っているのかな?
  • こんなにたくさんの量使い切れるのか?

などなど…

これまで帰省した時は、もともと私と妹の部屋だった場所で寝起きしていたのですが…
リビングルームと近いので一人の時間を持つには少し落ち着かなかったり、去年の大規模片付け後、部屋の半分は姪たちのプレイルーム、もう半分は簡単な書斎のようにしてあるので、「私の場所」という感じもしなくて。

そんなわけで、18歳まで過ごした旧私の部屋自体も、家族が集まって近い距離で過ごす2階の居住空間全体も、私がひとりで落ち着けるような場所はなくて。

そんなわけで、渡航前の措置として自主隔離場所に選んだ祖父母の和室でしたが、思いもよらず居心地が良くて驚いたのです。

何もない和室

祖父母の居住空間は、美意識の高かった祖母と慎ましい祖父そのものという感じで、見た目にはすっきりと片付いていました。部屋を見回しても不要なものがない状態です。

ただ、ひとたび収納を開けると、どこもかしこも物が詰まっていたので、いざ整理しようと思うとかなり大変だろうと思っていました。父と母だけでやろうとすれば時間も体力も精神力も削られると思い、私と就職前で帰省していた妹がいる間にあらかた整理することで合意をもらい、3週間毎日片付けました。車で運んだ不用品は、合計10トンになりました…すごい量です。

その甲斐あって、本当に必要なものだけ、父と母が残したいと思う物だけになりました。収納の中や部屋の隅々まで掃除ができ、家の魅力が引き立つ凛とした空間になりました。

私が過ごすことになった和室は、祖父母が寝室として使っていた部屋です。
祖父母が洋服をしまっていたチェストがひとつ、ベッドがひとつ、窓辺に昔からある置物がひとつ…たったそれだけの空間には雪見障子から畳に日が差し、庭の季節の花を一輪挿に入れて飾りたくなるような…そんな静かな部屋です。

客間としても使えるように、ほとんどなんにも置いていない空間なのですが、それが本当に心地よくて。そこだけ旅館のひっそりとした部屋のようで、身も心もふっと力が抜ける心持ちがします。

私が気になっていた視覚的ノイズは全くありません。
部屋の中を見回して視線の動きが止まるようなものは何もなく、自然と考え事が止むような、ぼーっと庭を眺めたくなるような、そんな落ち着きがあります。

家族と食事をしたり、話したりする時間は変わらず楽しいのですが、何もない和室で本を読んだり、手紙を書いたり、瞑想する静かな時間ができたことで、実家でも自分のペースを持つことができるようになりました。

今の私には、家族とはほんの少しだけ離れた自分の場所を実家の中に持つことで、ちょうど良い距離感を作れているのだと思います。

まとめ

実家での私の暮らし方について共有しました。

祖父母がいた場所から物が減り、掃除が行き届いてから、より居心地がよくなったのか、静かに過ごしたい夜など、父が1階の居間で過ごすようになりました。笑
父と母で見たいテレビが違うこともあるし、同じ家の中でも違う場所でひとり時間を楽しむことが、良いリフレッシュになっているのかもしれません。
また、和風の生活空間が珍しいのか、姪たちは1階を探検するのが楽しそうです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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