旅人に学んだ海外&観光地在住者を訪ねるときに覚えておきたいこと

海外暮らし

みなさま、おはようございます。

先日、友人が私の住むホーチミンシティを訪ねてくれました。
私にとって忘れがたく良き思い出になったと同時に、たくさんの新しい気づきもありました。

旅人が私の住む街にやってきた

「友人が遊びに来た」ことに間違いはないのですが、日本で暮らしている人が旅行でホーチミンシティに来た…というのとはちょっと違っていて…

いろんな国と地域を旅するなかで、ひとときホーチミンシティに寄って行った、という感じでした。
(そんなわけで、その友人のことは以後「旅人」と呼びたいと思います)

いつか地球のどこかでお会いできたらと思っていた友人のひとりで、ホーチミンシティで初めてリアルでお会いしたのですが…
興味のあることが似ていたり、共有できることが多かったり、お互いの視点、知識、経験を交換でき…初対面でもすぐに打ち解けて、濃く有意義な時間を過ごさせてもらいました。

私が普通にとっても楽しんでしまったので、失礼や至らなかった点が無かっただろうかと思っていますし…
私にとってはすでに慣れた土地でも、相手にとっては真新しいことばかりなのに、こちらのペースで動きすぎなかっただろうか…などなど反省点もあります。

ともに時間を過ごす間、優しく心地良く居させてもらえたのは、ほかでもないその旅人の人柄と気遣いゆえだなあ、と気づきました。

現地在住者と旅行者が一緒に過ごすこと

私は友人も少ないし、家族ですら一向にホーチミンシティに遊びに来る気配はありませんが笑、観光地に住む海外在住者の元にはきっと、知人、友人、家族、仕事関係者などの来訪があるのだろうなと想像します。

今回は私自身とても楽しい時間を過ごさせていただいたのと、その旅人はそもそも私が案内せずともどこへでも行けるタイプだったので(実際ご一緒したのは旅程の半分ほど)、私には「ガイドした」とか「アテンドした」という感覚はなく、「一緒に遊びに行った」というくらいの感じでした。

でもこれ、たぶんその旅人のおかげで良い体験になったというだけであって、誰に対しても気軽にできることではないな〜と、正直思いました。
(そもそも、ツアーガイドさんという仕事が世の中にはあるのですものね。お互いが喜んでそうしたいと思うのでない限り、これは対価の発生する仕事になりうるのだと感じました)

いろいろ考えてみて気づいたのが、旅人の気遣いと行動に助けられたことが多かったなということ。

今回はそんな旅人の振る舞いに触れて、私が今後誰かを訪ねる側になったときに、ぜひとも見習いたい!と思ったことを書いておきます。

海外&観光地在住者を訪ねるときに覚えておきたいこと

旅人に学んだ7つの見習いたいことを共有します。

行きたいところリストを事前に共有する

事前に、テキストのやり取りで「行きたいところリスト」を共有いただいていました。

たとえリストにするのがお決まりの観光スポットだったとしても、これが結構重要だと思います。

いただいたリストと「こんな場所もいいかも?」という私が持っているアイディアとを照らし合わせながら、スケジュールやルートを組み立てるのに役立つからです。

限られた時間の中で、どの順番で行くか?移動手段はどうするか?時間が足りなかったり余った場合はどうするか?というのを組み立てるのは意外と時間がかかるので、あらかじめ共有しておくことが大切だと思いました。

どんなことを体験したいのか伝えておく

行きたいところリストに加えて、事前に伝えてくれて助かったのはこんなこと。

  • 何を体験してみたいか
  • 何に興味があるのか
  • 何を買いたいのか

具体的にこの場所に行きたい!というのが分からなくても…
例えば「ベトナム料理をいろいろ食べたい」「暖かい気候で着られるリネンの服が買いたい」「チョコレートやコーヒーの美味しいお店に行きたい」というヒントをくれれば、在住者の頭の中には「あそこがいいかも」とピンと来る場所があったり、調べてみる助けになります。

反対に、すべてお任せ…というのは、案内する側としては一番困ってしまうかなと想像しました。

そもそもこちらの旅行ではないし、在住者側にはこの折にしたいことというのは、特にない場合が多いかなと思います。

「何をしたいか」という希望がないと、スケジュールをゼロから組み立てなくてはいけないし…
ざっくりと「おすすめ教えて」というのは範囲が広すぎるし…
具体的なプランを提案するにあたってヒアリングが必要になるのは不親切かもしれません。
相手が何を求めているのか分からない状態だと、「この内容で楽しんでもらえるのだろうか?」と不安になると思います。

希望をもとにGoogleマップを見たり、調べるのにも時間がかかるのですが、今回は旅人が事前にそういった希望を明確に出してくれていたおかげで、私自身ウキウキと楽しみながら、スムーズにアイディアを出すことができたと思います。

英語での確認や交渉は自分で行う

買い物をすれば値段を尋ねたり、別の品物は無いか尋ねたり…
レストランでは注文したり、お会計をお願いしたり…
何かとお店の人との会話が発生します。

1つ1つはちょっとした会話でも、重なるとそんなシーンは意外とたくさんあります。
その旅人は英語を話すので、自分でお店の人に話しかけたり、交渉してくれました。

その時は当たり前のように思っていたけれど…もし私がすべての通訳をすると想像してみると、けっこう負担になりそうだと感じました。

英語でのコミュニケーションが難しい場合や、現地語しか通じない場合、案内してくれる人が通訳してくれるかもしれないし、友人同士なら快く請け負ってくれると思いますが…

それでもやっぱり普通に疲れると思うので、お礼を言うのはもちろんのこと、感謝の気持ちを相手に喜んでもらうかたちで示すのを忘れないようにしたいなと思いました。

また、旅人についてもうひとつすごいと思ったのが、タクシーの運転手さんにベトナム語で「こんにちは」と挨拶していたこと。旅先で関わる現地の人へのリスペクトを感じました。

旅の注意事項は自分で調べておく

  • どんなことに注意すべきか
  • どんなふうに振る舞うのが望ましいか
  • 文化、宗教、政治
  • 人々の習慣や気質

などなど、簡単にでも基本的なことをあらかじめ調べておくのは大事だと感じました。

その旅人は旅慣れていたのと、新しいことでも理解しようとする姿勢が身についている感じがして、こちらがヒヤヒヤしたり、心配することがありませんでした。

日本でずっと生活しているとなおさらと思いますが、こちらに来てびっくりするようなことはたくさんあると思います。
私は今回、旅人の「なるほどここではそうなのね」とフラットに受け止める姿勢と落ち着きに安心感を覚えたので、こういう心持ちでいることは大事だなと思いました。

日常生活の場であるという気遣いを忘れずに

ベトナムは日本から見れば外国で、ホーチミンシティは観光地ですが、私にとっては日常生活の場で、もはや旅先ではないのですね。
私は現在無職で日々の時間に余裕はありますが、とくに暇ではないし、退屈もしていないです。

この町で普通に生活しているのだということを想像して、日常生活の負担にならないようにと気にかけてくれたことが嬉しかったです。

また、在住者の私も興味があるところ、行ってみたいところに行きましょう!と言ってくれたことも、貴重な体験につながりました。

気になってはいたけれど初めて行ったベトナム伝統薬博物館

こちら、私たちにとっては非常に面白い展示で、新たな発見が多く楽しめました。
こういう良い体験ができたのも、旅人がもたらしてくれた恩恵です。

交通費や食事代はワリカン、共通のお財布を作るのも

その旅人とは、これからも会って食事したりお茶したりしたいので、どちらかがご馳走するのではなく、対等にワリカンにさせてもらえたことが、個人的には心地よかったです。

ただ、もし特別に何かしてもらってお礼がしたい場合などは、食事やお茶にお誘いして代金を負担する、なども良さそうですね。

そしてこれを書いていて気づいたのだけれど、1日限定の共通のお財布を作るというのも良いかも。

食事代、お茶代、交通費など、一緒に使うお金がワリカンで良い場合は、最初にお互い同額を入れておいて、そこから払うという方法も良いですよね。
相手に多く払わせてしまってないかな?細かいお金が無いから後で精算しなくっちゃ、とお互い気にかけることもあるだろうから、この方法だと気が楽で良いかも。

相手を思ったお土産は本当に嬉しいもの

旅人、いろんな国と地域を回っているというのに、わざわざお土産をくれました…!

旅先で見つけて気に入ったものを、少しずつお裾分けしてくれたようで、とっても嬉しかったのです。

私の周りには本当に贈り物上手が多くて、見習いたいです。

お土産そのものも、私の好みをバッチリ抑えた神チョイスで嬉しかったのだけど、それ以上に、荷物は1gでも軽くしたい数カ国をまたぐ旅なのに、私へのお土産を準備してくれたというその気持ちが嬉しかったのです。

そんな優しい気持ちに応えるべく、より一層、旅人のホーチミンシティ滞在を楽しいものにしたいと思いました。

まとめ

旅人から学んだ、外国や観光地在住の方を訪問するときに覚えておきたいことを書きました。

もちろん、人によって関係性も、できることも様々だと思います。
お相手やご自身に合ったスタイルで、何より楽しめることが一番ですよね!

何か参考になることがあれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

日めくりカレンダーの残りがいよいよ少なくなってきたなあ
海外暮らし