1年ぶりの日本で気づいたこと

日本一時帰国

みなさま、おはようございます。

今日の記事の前にお知らせなのですが、ベトナムの旧正月テト休暇に伴って、ブログ更新をお休みします。次回の更新は1月30日(月)を予定していますので、また遊びにきていただけたら嬉しいです!

さて、今日は日本一時帰国中の気づきを紹介しようと思います。
感じたこと、考えたことはたくさんメモしているのですが、その中から3つご紹介します。のんびりと、気軽に読んでいただけたら幸いです!

買い物が負担に感じた

ひとつ目からちょっと、え?という内容ではありますが…
滞在中何度も感じたのが、「買い物が負担だ〜!」ということ。

もちろんみんなではないと思うのですが、多くの一時帰国される海外在住者にとって、おそらく、日本での買い物は楽しみだったり、メインイベントのひとつであると思うのですが、私の場合は全然そうじゃないと強く感じることとなりました…!

そうは言っても、たぶん買い物の量と回数は少ない方だと思うのです。

  • オンラインショッピング
  • ドンキホーテ(食品免税)
  • マツモトキヨシ(医薬品免税)
  • 100円ショップ
  • 電器屋さん(エネループ)
  • 無印良品(ノート等)
  • MARKS&WEB(石けんケース)
  • 地元の本屋さん(本とお年玉袋)
  • 旅先のお土産屋さん

この中で楽しかったと言えるのは、地元の本屋さんと旅先で見たお土産屋さんだけでした…!もちろん必要だったので他の買い物もしましたが、なんというか、任務感がありました。笑

もし必要でないなら、しなくて全然OK!くらいの気持ち。…その理由を考えてみました。

オンラインで購入したものの消し込み

実家の近くでは買えないものも結構あったので、衣類や日用品、文具などオンラインで購入したものもありました。
買いに行く手間がないのでその点は楽ですが、届いたものを開封して、抜け漏れがないか確認して…という作業にまあまあ時間がかかりました。

商品がたくさんあるお店は疲れる

ドンキホーテや100円ショップ、その他大きめのお店など、商品がたくさん並んでいたり、広いお店は、目が回る感じというか、どうしていいか分からないような気持ちになりました。

商品ひとつ探すにも探しにくかったりして、結局お店の人に聞いたり。そんなに長い時間滞在していたわけではないけど、どっと疲れてしまう感じがありました。

もちろんホーチミンシティにも商品数が多くて広いお店はあるけれど、お店自体が小さくこじんまりしているところか、広くてもかなりゆったり空間を使っているところの方が多い気がします。それに慣れているということと、そもそも買い物自体あまりしないということで、日本での買い物体験が今まで以上に疲れたということはあるかもしれません。

おそらく、この2点が買い物疲れした理由かなと思っています。

何かのついでにちょっと買い物するくらいなら良いけれど、個人的には買い物メインの一時帰国はなんだかもったいないと感じました。その分の時間、労力、気力を、家族と一緒に過ごしたり、散歩したり、ひとり時間を持つ方に使うのが良いと感じました。

もしまた日本一時帰国することがあれば、買い物用のスーツケースは、機内持ち込み用の小さいもの1つで十分。もし夫が希望すれば、彼の100Lスーツケース1つのみ。これで良いと感じました。私は自分の100Lスーツケースは持って行かないつもりです。

医薬品やお気に入りの石けん、衣類やこだわりの文具など、きっと一時帰国の際に買いたいものはあると思うのですが、それらを最小限に抑えることで、他の部分の幸福度が高まるな、と思いました。食品などは好きなものをほんの少しで大丈夫で、大部分はホーチミンシティで手に入るもので十分、という気もしました。

寒い季節への耐性がすっかり無くなっていた

一時帰国でちょっと楽しみにしていたのが、「冷たい空気と寒い季節を感じること」だったのですが、もうすっかり寒い季節への耐性は無くなっていたようです。
日本に到着して寒さについてメモしていたことを、箇条書きで発表します。

  • 分厚い服が久しぶりすぎてタートルネックの着方が合っているのか分からない(実際に一度、前後逆に着ていた)
  • 一人だけアウターを着てなくて恥ずかしい(持ってるけど暑いと感じて着られず)
  • あ、涼しい冷房効いてるんだ〜と思ったら外気だった
  • 到着して2日くらいは、寒いけど意外と大丈夫かも〜と思っていたら、すっかり体が寒さを感じる仕様になってしまった
  • 乾燥がきつい
  • 屋外はまだしも屋内の暖房による乾燥がきつい
  • 吹き出物ができた。保湿してもしても乾燥でぴりぴり

やっぱり冬、苦手でした!!
それが10日程度の滞在だろうと、苦手でしたね。

面白かったのは、体が順応するのには少しだけ時間がかかるのだということ。
体が常夏仕様だからか、日本に到着して2日くらいはあまり寒いと感じなかったのですが、しばらくすると寒くて仕方ない!寒さをちゃんとキャッチする体に切り替わったようです。

反対にベトナムに戻ってからも、湯上がりの肌がめちゃくちゃ乾燥しました。それも2日くらいで無くなったけれど、いた場所の余韻が肌などの器官にも残るものなのかな、と思いました。

冬に関して特に苦手に感じたのが、この2つ。

分厚い服を着るのがつらい

冬だし寒いから、体をあたためてくれる分厚い服を着るのは当たり前なのですが、その服の厚みや重さになんだか気持ちも、ずーんとしてくる心持ちがしました。

体もちょっと動かしにくくなるし、肌のほとんどに布を沿わせて重ねる必要があるというのが、自分が思っている以上に苦手なのだと感じました。

ホーチミンシティの自宅で過ごす時は、ノースリーブのリネンシャツにリネンのワイドパンツ。お出かけする時は長袖のリネンシャツに薄手のジーンズ。体と服の間をいつも風が通るし、軽やかでまとわりつかないこの感じが、とても心地よいのだなと思いました。その服装で1年中いられる安定感もあります。

屋内の暖房による乾燥がつらい

屋外の空気の冷たさや寒いなと感じるところはまだ大丈夫なのですが、公共交通機関や商業施設、自宅での暖房による、のぼせそうな暖かさと乾燥がつらいと感じました。

宿泊したお宿の加湿器では全然足りず、濡れたタオルや手洗いした洗濯物を干して加湿していました。それもすぐ乾いてしまうので個人的には足りなかったのですが…!

そんな感じで、やっぱり常夏のホーチミンシティは私にはぴったりの気候なのだと感じました。

思っていた以上にベトナムが好きになっていた

日本に到着してからすぐに感じたのが、ベトナムにいるときと日本にいるときで、自分の中のテンションとか振る舞い方が違うのかも、ということ。

羽田空港から移動する電車はちょうど通勤時間でそこそこ混んでいるというのに、あまりに静かで、驚きとともになんだか不安になったのが興味深かったです。つい1年半前までは私もその中の一人として通勤していたのに。

日本に到着してから、道を聞くとか、やり方を尋ねるとか、荷物を持ちましょうかと声をかけるとか…人にすぐ話しかけてしまったのだけど、ある時はっとして、「日本にいるときはあんまり知らない人に声をかけないものだよね?」と気づいたり。

どちらかというと日本にいた時も、必要があれば知らない人にも声をかけるし、人からも声をかけられるタイプだという自負があるのですが、でもベトナム生活の方が圧倒的にそういう機会が多いかも!と気づく。

ベトナム語で尋ねることもあるし、なんと言えばいいかベトナム語で分からない時は伝わるか分からなくても英語で話しかけるし、在住日本人同士でも英語なり日本語なりで「入口はあっちですよ」とか「お店はまだ開いてないですよ」と声をかけ合っているかも。

そんな「声かけ」からも振る舞いの違いを感じたし、日本では圧倒的にモノトーンの服の人が多いこと(自分もでした!)とか、どこでも静かだしおとなしい感じで、熱気や活気をあまり感じないところとか、ベトナムの通常運転の感じと大きく違う雰囲気に、なんだか緊張してしまいました。

日本に到着した朝、時間があったのでカフェでお茶したのですが、店員さんにお礼を言い手を振ってお店を出た時、「日本では店員さんに手を振ってお店を出ないよね!」とはっとしたこともありました。図らずも朝からハッピーな人みたいになってしまった!

でもその時、私、ベトナムでは何はなくともハッピーな感じで常に過ごしているな?とも思いました。日本にいると、東京でも地元でも旅先でも、基本的に大人しく、場合によってはうっすら緊張しながら過ごしているのかも、なんて思いました。

ベトナムに戻ると、わくわくした気持ちと、ほっとした気持ちが共存していました。
飛行機を降りて、「これだな〜」「やっと帰ってこられた落ち着く〜」「全部を解放して深呼吸したくなるこの感じはなんなんだろう〜」という気持ちが自分の中に湧き起こってきました。

深夜でも、人がいなくても街に感じるこの活気や若さのようなもの。
帰ってきただけなのにすごくワクワクする、普通の毎日なのに何か楽しいことが起こるような気がする不思議な気分。

日本にいるときは、どこか緊張感があった気がするのに、こちらではそれがない。
もちろん、盗難や交通事故にいっそう気をつけるという意味での緊張感はあるけれど、もっと根底の、無意識的な、暮らすうえでの緊張感はなくいられる気がしました。多少ダメでも、ゆるくても、雑でも、それで問題ないし互いに許し助け合う雰囲気があるような。

あたたかいところのにおい。排気ガスと、日差しと、どこか花のような香りも、懐かしく感じました。1年ぶりの日本では「懐かしい」とは感じなかったのに、10日ぶりのベトナムでは「懐かしい」と感じるのだな、というのも意外でした。

ベトナムに戻ってきて感じたのは、明日からのここでの何気ない暮らしが心底楽しみだということ。別に何もないのにワクワクするということ。
自分が思っている以上にベトナムが好きだし、ここでの生活が気に入っているのかも、ということに、自分でも少し驚きました。

日本は私にとって変わらぬ「ふるさと」なのだと思います。
でも今の「ホーム」は間違いなくベトナム。

夫がいて、私の暮らしがあるベトナム・ホーチミンシティこそが今の私の「ホーム」であり、戻ってくる場所なのだなと思いました。

まとめ

1年ぶりの日本一時帰国で感じたことを共有しました。

メモの中にはもっとたくさんの気づきがあったのですが、それはまた改めて共有できたらいいなと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

日めくりカレンダーの残りがいよいよ少なくなってきたなあ
日本一時帰国