配偶者の海外駐在帯同に伴う「ベトナム渡航やることリスト」を共有します。同じような境遇の方の参考になれば幸いです。
- 現在は不要な新型コロナウィルス関連手続きは
打ち消し線で記載しています。 - 私が渡航した2022年と現在とでは異なる内容もございます。
ご不明な点は配偶者様の勤務先、外務省、大使館にお問い合わせください。渡航書類の準備手順等についてご質問を頂いてもお答えできませんのでご了承ください。
渡航する私とその状況
- 配偶者
2019年8月からベトナム・ホーチミンシティに単身赴任。 - 私
2021年末退職。夫の扶養に入り2022年1月から駐在に帯同。
大まかなやること一覧
このあと細かいやることリストがたくさん出てきますが、やらなければいけなかったことは大まかにこんな感じ。
- ビザの取得
- 退職に伴う自身の勤め先と配偶者の勤め先との総務的やりとり
- 実家への引越し
- 持ち物の選別(手放す・実家に置かせてもらう・ベトナムに持って行く)
- 金融サービスの整理
- 海外居住に伴う行政手続き(転出届、納税管理人申請など)
- 雇用保険(失業手当)受給延長の申請
- 渡航に必要な準備物の確認と取得
準備は3か月前から
あくまで私の場合ですが、渡航日から3か月前に準備を開始しました。
渡航予定日を1月上旬に決めたので、準備開始は10月からということになります。急いだりのんびり過ぎたりということもなく、スムーズに進んだと思います。
ただ、日本の年末年始は大使館の開館スケジュール等が変則的だったので、その点は気をつける必要がありました。
やること(やったこと)リスト
私が作成したやることリストを以下に記載していきます。
実際には、「こうすればよかった!」「実際はこうだった!」ということがたくさんあったので、「やったことリスト」と言ったほうが適切ですね。
あくまで私の場合のリストなので、リストの内容は人によって異なると思います。ご参考いただき、ご自身にフィットするリストを作っていただけたらと思います。

渡航3ヶ月前(10月)のリスト
✔︎上司への退職申し出
✔︎実家への引越し見積と申込み
✔︎眼科コンタクト処方箋取得
✔︎モバイルSuicaを無記名Suicaに
✔︎使わないクレジットカード解約
✔︎クレジットカード引落とし口座をメインバンクに集約
✔︎NISAと特定口座の自動積立設定解除
✔︎使わない証券口座解約
✔︎使わない銀行口座解約
準備を開始した3か月前は、ビザ申請のための結婚証明書の準備と、退職の申し出、金融サービスの整理など。
結婚証明書の準備
配偶者としてTTビザを申請するためには、結婚証明書を提出する必要がありました。
日本には結婚証明書というものはないので、戸籍謄本に外務省の公印を押してもらい、さらにベトナム大使館で領事認証をしてもらいます。具体的な手順は外務省や大使館のウェブサイトで確認できます。
それが準備できたら、原本を配偶者勤務先のご担当者様に提出し、ベトナム側での申請手続きに進んでもらいます。
退職の申し出
10月下旬には12月末で退職(11月末最終出社)する旨を上司に申し出ました。
配偶者の勤務先とのやり取りだけでなく、自分の勤務先でも退職にまつわる手続きや引き継ぎが始まります。
金融サービスの整理
早めに手をつけておいて良かったのが、使わない金融サービスの整理です。
銀行口座、証券口座、クレジットカードを用途に合わせて使い分けていたので、それらを使うものだけにしました。
たとえば、クレジットカードは楽天カードのVISAとMasterの2枚だけに。
カードは2枚持つことができるうえ、ポイントは楽天に1本化できてお得だからです。
詳しくはこちらの記事をどうぞ↓

渡航2ヶ月前(11月)のリスト
✔︎粗大ごみ申込(衣装ケース・物干し竿)
✔︎マネーフォワード無料版に切り替え
✔︎電気ガス水道利用停止申込
✔︎歯の治療
✔︎メインバンク住所実家に変更
✔︎実家への転出届
✔︎郵便局転居届
渡航2か月前は、実家引越しのための準備や退職前にやっておきたかった歯の治療など。勤務先の近くの歯科に通っていたので、最終出社日に治療が終わるというスケジュールでした。
それから、スーツケースを持っていなかったので購入。
私が使用しているのはサムソナイトの布製105Lです。本体がかなり軽く、実際に使っても文句なしの使いやすさ。その後の一時帰国でも活躍しています。
渡航1ヶ月前(12月)のリスト
✔︎メルカリと楽天カード住所変更
✔︎実家に引越し
✔︎転入届出す、マイナンバーカード住所変更
✔︎運転免許証住所変更
✔︎旧姓ハンコ処分
✔︎iPhone買い替え
✔︎ビザ取得
✔︎ビザPDFを配偶者勤務先総務部に提出
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✔︎スーツケースカバー購入
11月末最終出社だったので、12月は有休消化期間。
有休消化
ちなみに、有休は1日も残すことなく使い切りました。
数年前から転職を視野に入れていたので、毎年3月末時点で20日のみ残して使い切っていました。毎年4月に20日付与されていたので1年間で20日有休を使っていたことになります。半休や時間有休にしたりもするので「この人しょっちゅう有休使うな〜」という感じになりますが、人目を気にしても仕方ないので、仕事の都合をつけて堂々と使っていました。
また、就職してから8年、機会がなくて行けなかった学生の頃住んでいた町と大学を見に行きました。これから先もおそらく機会がないのでこのタイミングで実行できてよかったです。
12月下旬にビザが取得できたので、ここから一気に渡航準備が進みます。
必要な物の調達
当時は新型コロナウィルス感染予防のため、空港やホテルでスーツケースに消毒液がかけられるかも?という推測のもと、スーツケースカバーを購入しました。
結局消毒液はかけられなかったのですが、このビニールのカバー、自宅での保管時も埃よけになるし、使用時も汚れや水濡れ防止になるので重宝しています。
渡航当月(1月)のリスト
✔︎企業型DC→iDecoへの移管申込
✔︎スーツケース空港宅配便申込
✔︎元勤務先の健康保険証を特定記録で総務部に郵送
✔︎市役所: 国外転出届、マイナンバーカード返納(カード自体は返されて本帰国時に再作成とのこと ※現在は継続利用可能)、在外選挙人証申請(最終住所地での居住期間が3ヶ月未満のため国外転出後に領事館で申請とのこと)、住民税の納税管理人申請
✔︎ハローワーク: 雇用保険(失業手当)受給延長申込申請書もらう、必要書類と時期確認、申請は母に依頼(申請可能日は海外渡航翌日から30日後以降)
✔︎美咲ファイルを母に提出
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✔︎もしものときメモを妹に共有
いよいよ渡航当月です。出発日は上旬だったので、年明けからは少し急ぎ足で準備を進めました。
退職が12月31日なので、年明け早々、退職した後にできる手続き諸々を行いました。同じタイミングで市役所やハローワークでの手続きも。
また、私の渡航時は国外転居者はマイナンバーカードを返納する必要がありましたが、現在は手続きして継続利用可能です↓
「美咲ファイル」というのは私が作成して母に渡したものです。中身は…
- パスポート、ビザ、運転免許証のコピー
- 証明写真(用途は未定だけどなんとなく)
- 年金手帳
- 資格証の原本
- 金融サービスのカードや書類のコピー
- ベトナムの家、配偶者の勤務先、義実家の住所や連絡先
- 私の渡航後、母にやってほしいことリスト
A4サイズの書類が入るジッパー付きのファイルで、私宛に届いた郵便物の現物を入れて保管してね、とも伝えていました。
「もしものときメモ」というのは、私にもしものことがあった時、残された人がなるべく困らないようにするためのメモです。
- iPhoneのロックナンバー
- 住所録
- 金融サービスのアプリやウェブサイトのIDのみ
- ネット通販のIDのみ
- ブログのサーバーとドメインのIDのみ(年1回クレジットカード払いがあるため)
- 葬儀や所持品の希望
葬儀の希望なども書いているので両親に託すのはちょっと酷かなと思い、妹だけに伝えています。
渡航前日のリスト
交通が遮断されたら困る!という心配性を発揮して、前の日に都内のホテルに宿泊。
渡航当日のリスト
当日発行の陰性証明書を取得したその足で、空港近くのホテルに前泊。
夕方の便だったので、出発当日は空港に向かうまでレイトチェックアウトにしてホテルでのんびり過ごしました。
空港近くホテル
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入国手続きに必要な医療申告と、QRコードを取得。
チェックインの前に抗原検査を行いその結果の写真をチェックイン時に提示する運用だったため、自分で購入したキットで抗原検査を実施しています。
空港にてチェックイン前
✔︎はさみとカッターをスーツケースに入れる
実家から送ったスーツケースを空港で受け取りました。
機内持ち込みバックパックに誤って入れてしまっていた刃物たちをスーツケースに入れました。
空港にて搭乗前
✔︎UQモバイル解約電話
✔︎パスポートの出国スタンプ画像を母と妹に送る(雇用保険延長手続用)
空港ラウンジで最後のやることリストを消化。
UQモバイルは電話1本でその場で解約できることを事前確認済みだったので、解約電話をしました。
この時日本の携帯電話の番号を手放していますが、後に楽天モバイルを契約しています。
ネットショッピング等のワンタイムパスワード受信にSMSを使うことが増え日本の電話番号が無いと不便になったためです。
楽天モバイルはベトナム、タイ、マレーシア、台湾などでもそのままインターネットが利用できます。海外旅行の時にSIMカードやeSIMを買わなくて良いのがとても楽。
↓この表示のとおり私の毎月の携帯代は約1,000円。貯まった楽天ポイントで支払っています
まとめ
以上、「ベトナム渡航のためにやったことリスト」でした。必要な方のご参考になれば幸いです。
私が渡航した2022年と現在とでは異なる内容もございます。
ご不明な点は配偶者様の勤務先、外務省、大使館にお問い合わせください。渡航書類の準備手順等についてご質問を頂いてもお答えできませんのでご了承ください。
実際に渡航した時の荷物はこちらでご紹介しています↓



