何度でも立ち返る「エレガンス」について

読書

みなさま、おはようございます。

読書の秋ですね。

私のブクログの「読みたい本」は増え続けるばかり…!
少しずつ読みたいものをちゃんと読む!と意気込んだものの、どうしてもその時の気分やブームで優先したい本が出てきてしまって、なかなかリストを消化するのが難しいこの頃です。

今は、10代の頃に大好きで何度も読み返した本を読んでいます。
どちらも「エレガンス」について関わりのある本で、何度読んでも新鮮な発見があるので紹介します。

また、それらを読み返してみて気づいたことについても共有しますね。

エレガンス

こちらはおそらく私が高校生…もしかしたら中学生の時に出会った本。

学校の図書室に置いてあるタイプの本ではないから、放課後や週末に市立図書館で勉強していた時に本も借りていたので、その時見つけたものと思われます。

主人公はルイーズという女性で、32歳でイギリスに住んでいる売れない女優。ある一冊の本をきっかけにエレガンスを自身に取り入れ、変わっていく…というストーリーです。

10代の私にはいささか設定がかけ離れているようにも思いますが、初めて読んだ時からその世界観に引き込まれました。ひとりの女性がエレガントに変わっていくさまがどうにも好きだったのですね。

あれから18年くらい経っていますが、これまでの間にも何度か読み返しています。

そして今、再び読み返したいなと思っていて。
何度も読んでいるくせに、実は細かい内容までは覚えていなくて、あんなシーンがあったなということを細切れに記憶しているのみなのですね。笑
そんな感じなので、何度読んでも新鮮に楽しむことができています。

しかしここで問題が発生。…なんと、Kindle版がない!
紙の本での発売のみのようで、電子化されていないのですね。

仕方ないので、英語版を購入することにしました。
ちなみに、24歳頃にペーパーバックで英語版も読んでいます。

少しずつ読み進めていますが、やはり引き込まれるし、以前読んだ時よりも、ストーリーへの心の寄せ方がより近くなった気がします。
私が主人公のルイーズと同じ年齢になって、彼女の気持ちや出来事について持つ感想がより理解できるからなのかもしれませんね。

Kindleで購入したので、これからはずっと手元にあるのだと思うと嬉しいです。
そのうちにまた図書館等で日本語版も読みたいなと思っています。

永久不滅のエレガンスのルール

こちらも10代の頃から大好きな一冊。
Amazonの記録によれば、17歳の頃に購入しているとのことです。

先に紹介した『エレガンス』でルイーズが出会う本がまさにこの一冊なのです。

1960年代に書かれた本の翻訳ですから、多少(かなり?)内容が時代に合わない部分もありますが、考え方やエッセンスはとても参考になると思っています。

ちなみに、こちらもこの版は紙の本しかないようです。

新しい版が出ていて、こちらはKindle版もありましたので購入して読みました。
個人的な好みでいうと装丁やカバーの色味など、前の版がとても好きだったのですが…同じ訳者の方でKindle版でも読めるというのは嬉しいことです。

エレガンスと「選べること」

改めてこの2冊を読んでみて、エレガンスには「選べること」が重要なのだと感じました。
「選べること」というのは、たとえばこんなこと。

  • 自分の顔立ちや体型、雰囲気に似合うものを選べる
  • 訪れる場面に合う服装を選べる
  • 教科書通りではなく、自分で考えて選べる

物自体が素敵なアイテムであるということも大切ですが、その素敵なアイテムが、他でもない自分自身の魅力を引き立たせているか、という視点を持てるかどうかが大切だと感じました。

私が持っているジュエリーの中でも、物としてはとても好きなのだけれど、一番のお気に入りと比べると、ジュエリーの方が自分より目立ってしまうとか、雰囲気と少し合わない感じがして、結局出番が少なくなってしまったものがありました。

また、街中と郊外でも装いは変化するという記述があって、それにも納得感がありました。
いつでもパールの一連ネックレスにヒール靴というのが正しいわけではなく、その土地の色や環境、そこに集まる人々に馴染むものを選ぶことができる、というのがエレガンスなのだと思いました。

そして、決まった法則にただ従うのではなく、自分なりに考えて何を取り入れ、何を取り入れないかを選ぶ、というのも欠かせないのだと学びました。

こう書いてみると、エレガンスとは知性と密接に関わりがあるものなのだな、とも思えてきます。

まとめ

昔から好きで、最近また読んでいる「エレガンス」についての本を紹介するとともに、読み返してみて感じたことを書きました。

たまにこういうことに触れると、原点に立ち戻るというか、大事なことを思い出させてもらうような気持ちになります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

日めくりカレンダーの残りがいよいよ少なくなってきたなあ
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