雲水に憧れる、手持ちぶさたの土曜日

エッセイ

私、週末をいつもほんとうに楽しみにしているのですが、いざ週末になると、思っていたほど楽しんでなくない?と思うなど。
今もそうで、手持ちぶさたなので日記でも書いてちょっと落ち着こうとしています。

週末って意外とやることがたくさんありませんか?
掃除、洗濯、図書館、お寺へのお参り、お手紙書き、ああそうだ葉書がもうないから、水彩でポストカードを作らなくっちゃと思っていたのだった。
まさに今やった方が良いこと、それですね。

やることはあるのだけどゆっくりもしたくて、そうすると本を読むことになるのだけれど、はじめると夕ごはんの時間くらいまで普通に読んでしまうので、時と場合を考えないといけないし。
今月の外食費の予算が余っているから、カフェでモーニングに紅茶をいただいて、お昼は外で食べようなんて思っていたのに、普通に家で過ごしていますね。でもそれで十分良かったり。
土曜日にのんびりしすぎると、日曜日にしわ寄せが来るから…なんて考えていて、結局週末なのになんだかんだやることを自分に課しているような気がします…

今日はリビングにある数少ない置物や陶器の蓋物、引き出しの中の使っていないもの、思い出の品などについて、検討しました。
手放せるものは手放して、判断のつかないものは納戸の一時保管段ボールの中へ。

必要あるかないかで言うとないかもしれないけど、好きだし、でもたとえば海外移住に持っていくかと考えてみるとたぶん持っていかないし…という微妙な立場のものは、一度保管して季節を巡らせてから考えるようにしています。そうすれば、後悔もないし、もしかすると次の持ち主を見つけられるかもしれないし、やっぱりお気に入りだから、毎日目にするところに戻ってくるかも。

最近憧れている人たちがいて、それは禅のお寺で修行する、雲水(うんすい)と呼ばれるお坊さんたち。
日の昇る前に起きて、10分程度で身じたくをして、坐禅をし、お粥の朝食をとって1時間〜1時間半くらい掃除するというところから一日が始まるのだそうです。
私もちょっとでも近づきたいなあと思って、今朝は起きて身じたくを整えたら、15分くらいで太陽礼拝3回と瞑想をして、お味噌汁の朝食をとって、棚や引き出しの掃除をしました。

今はまとまった掃除をするのは週末だけなのですが、毎日30分にしたら、週末に重い腰をあげなくても、朝掃除するのが普通になるなあ、それって素敵、と思っています。
今日は窓、明日はお手洗い、明後日はお風呂、その次はキッチンで、その次は床で…と順番にして、きっとその場所だけでなく気になったところもささっと掃除したくなるから、空気が澄んだおうちになりそうだし、何より自分の心が清々しくて良さそう、と思っています。
雲水ライフ、少しずつ頑張ってみようかな。

乾季になって、喉も顔も乾燥するようになってきました〜
エッセイ