みなさま、おはようございます。
今日はいただいたお便りを紹介するとともに、いただいたリクエストにお答えして、ホーチミンシティのおすすめの場所について共有します。
hiromiさん、お便りをいただき、ありがとうございます!
ベトナム旅行について
差出人:hiromiさん
件名: ベトナム旅行について
はじめまして。
いつもブログを拝見させていただいております。
特に旅行記、旅行の持ち物など参考にさせていただいております。新型コロナも少し落ち着きつつある今、ベトナムは入国制限がないということで、年内に一人旅を考え中です。
そこで色々と調べているところなのですが、ベトナム鉄道はベトナム国内で発行されたクレジットカードでないとネット購入できない等さまざまな制約があることがわかりました。
美咲さんはこれまでベトナム国内なども旅行されておりますが、そういった旅行の予約はどうなさっていますか?(国内でも航空便での移動でしょうか。。)またハノイ、ホーチミン等でおすすめの場所があればご紹介いただければ助かります。
どうぞお時間のあるときで結構ですので、よろしくお願いいたします。
hiromiさん、お便りをいただき、ありがとうございます!
年内にベトナム一人旅をお考えなのですね!なんだか嬉しいです、ぜひぜひお越しくださいね。
あいにく私はベトナム鉄道は利用したことがないのです。また、ハノイにはまだ行ったことがなく。
ですので今回は、ホーチミンシティ観光の助けになればと思い、勝手ながら私の好きな場所を紹介しますね。
どのような物事に興味がおありか分からないので検討外れかもしれませんが、何か参考になることがあれば嬉しいです。
…そんなわけで、今回ご紹介するのは、ホーチミンシティの中心部でのんびりとアート鑑賞しませんか?というご提案。
移動が多いと疲れてしまうかもしれないから、歩いてすぐのレストランとカフェもご紹介しますね。
ホーチミンシティ中心部でのんびりアート鑑賞
ホーチミンシティのホテルで目覚める朝はどんな感じでしょう?
きっと、バイクや車、バスのクラクションの音が外から聞こえてくるのではないかと思います。もし近くで工事をしていたら、朝7時頃からフル稼働しますので、ちょっとうるさいかも。
のんびり起きてホテルで朝食を取るも良し、少し早起きして朝の街を散歩してみるのも良いかもしれません。
道路には、屋台でバインミーやフォー、フーティウを売る人たちがいます。
その周りには地べたに座って美味しそうに朝食をとる人たちや、バイクでドライブスルーする人たち。
この小さな屋台は一日中出ているわけではなくて、主に朝食のことが多いです。
だから同じ道でも、朝とそれ以外では雰囲気がちょっと違ったりします。
平日と休日、そして時間帯にもよりますが、バイクが増えてきたら、歩くのには気をつけてくださいね。歩道であっても、前後左右からバイクが来ますから、十分注意して。下も確認しながら歩いてくださいね、いろいろと落ちていますから。
…とこんな感じで、ホーチミンシティの街中はあまり散歩に適してもいないのですが笑、歩くと街の感じが少しわかりますよね。
Marcel Gourmet Burgerでバーガーランチ
さて、早めのランチにしましょう。目当てのお店は11時からオープンしています。
ベトナム料理以外も食べてみたくなったら、バーガーなんていかがですか。
西洋人の多く住むタオディエンエリアにもありますが、今日は1区のMarcel Gourmet Burger(マルセル・グルメ・バーガー)へ。
ネオンの装飾がおしゃれな店内。
2人用の席も多いから、ひとりでも比較的入りやすい。
メニューはいろいろあります。
2019年にホーチミンシティのベストバーガー賞を受賞したSmokyも気になるけれど、もし軽めにしたければ、ベジタリアン向けのバーガーもおすすめです。
Veganitoというバーガー。
椎茸の入ったパティがジューシーで美味しいですよ。
飲み物は、甘すぎず香りのいいRosemary Lemonadeがお気に入り。
ホーチミン市美術館でアート鑑賞
バーガーランチを楽しんだら、歩いてホーチミン市美術館に向かいます。
5分もかからず到着しますが、車とバイクに気をつけて。
道路を渡るときは焦らずタイミングを見計らって…腕を斜め下に伸ばして手をパーに開く「通るよ〜」の合図をしながら歩くと、ちゃんと止まってくれます。車は止まらず向かってくることが多いので、焦らず先に行かせましょう。
美術館に着いたら、正面の入り口すぐ右手のチケットカウンターへ。
30Kドン払って、チケットやパンフレットと、胸元にピンク色のシールを貼ってもらいます。
建物は3つありますが、比較的こじんまりとした美術館。
ただし3階くらいまであるのと、建物に奥行きがあるので、すべて見ていると疲れてしまうかも。目が合ったもの、気になったものを中心に見てみてくださいね。
ビルディング1|現代美術
正面入り口から見て右側がビルディング1、現代アートの建物です。
2つの国宝もここにあります。
階段を上がって各フロアに行くと、一見彫刻のみの展示に見えますが、ぐるりと回って歩く形になっていて、小さな部屋がいくつかあり、そこに絵画などの展示があります。
ベトナムの空気感を捉えた絹絵。
こちらは月の輝く砂浜に寝そべった女性の絵。
空や海にもっと色味があっても良いのに、あえてそうしないのは、月と波、砂浜に自分が一体となって溶けていくような、夢のような感覚を表すためのなのでしょうか。
自分がこの絵の女性になって、月夜の浜辺で寝そべる想像をしてみると、そんな気持ちになりました。
こちらの作品は肌の表現や色の重ね方が綺麗なので、ぜひ近くでじっくりと。
母と子や少女を描いた他の作品も綺麗ですよ。とは言いながら、私のお気に入りはこれ。いつ来ても目を奪われます。
時代や作者によって多様な表現がなされる漆絵も楽しめます。
こちらは20年かけて作られた大きな作品。
強い色合いなのに、楽しげで煌びやか。喜びと幸せ、平和の表現にも見えます。
近づいて見ると、所作や表情までいきいきと感じられますね。
作者についての説明に、こんな言葉が。
お金よりも自由に価値を感じたのです。まっとうで自由な人生を送るために、日に日にシンプルな生活を送るようになりました。
I appreciated freedom more than money. In order to have honest and free life, I accepted to live simple life day by day.
シンプルライフに通ずる言葉には、ついつい惹きつけられてしまいます。
そうそう、建築やステンドグラスも綺麗なので、建物自体を楽しむのも良いですよ。
ビルディング2|企画展
真ん中の建物は企画展の建物です。
まれに、企画展やイベントの準備で入れないことがあるので注意。
注意と言っても、ウェブサイトにも「ビルディング2はいつからいつまで入れませんよ」という記載もないので、注意のしようもないのだけれど。笑
以前訪れた企画展での私のお気に入りの作品はこちら。
2つ目の絵は常設で見られるのかなと思っていたので、スタッフの方に聞いてみたら、現在は保管庫に入っているとのこと。
他の美術館の展示に貸し出されるそうで、また会える日は来るのかな…とちょっと寂しい気持ちです。
ビルディング3|古代美術
正直2つのビルディングだけでも、それぞれ3階くらいあるので疲れるところ。
しかも、この美術館は国宝のある部屋以外はエアコンがありません。
シーリングファンや扇風機のある部屋もあるけれど、全く何の空調設備もない部屋も。
この美術館にくる時はぜひ、体温調節できる服装で、お水を持って来てくださいね。
館内で飲み物を飲むのは大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、大丈夫。
展示スペースでは飲むべきでないと思いますが、廊下やホールにベンチがあるので、そこで休憩しながら水分補給しましょう。チケットカウンターでも水を販売していますよ。
ビルディング3では仏像などを見ることができます。
私はどちらかというと絵画が好きで、なおかつ現代アートに興味があるので、このビルディングは初めて来た時にだけ見ました。
ご自身の興味に合わせてチョイスしていただけると良いと思います。
チョコレートカフェMarouで休憩
空調設備のほとんどない美術館で歩き、アート鑑賞では感覚や心と頭を使って疲れたかもしれません。カフェで休憩しましょう。
美術館から歩いて5分ほどの場所に、Marou(マルゥ)という場所があります。
フランス人の方が創設したベトナムでは有名なチョコレートメーカー。
こちらはそのフラッグシップショップで、いろんなところで見かける板チョコはもちろん、他のチョコレートやカフェメニューも充実しています。お土産にも。
ちょうどハロウィーンの時期だから、そんなメニューもいろいろ。
迷ってしまうけれど、少し体を冷ましてさっぱりしたいなら、思い切ってミルクシェイクはいかがでしょうか?
見た目は甘そうですが、酸味がありさっぱりとしたベトナムチョコレートを生かした、甘さ控えめな感じのミルクシェイクです。
ポットでいただける温かいお茶も美味しいです。
ホーチミンシティでホットティーを注文すると、薄すぎ!濃すぎ!というお茶に出くわすことがあるのですが、ここのお茶はいつもちょうど良い。
チョコレートをたっぷり使ったエクレアは、意外にもさっぱり。
もちろんチョコレートらしさはあるのだけど、くどくなくて上品。
そして私のお気に入りは、チョコチップクッキー。
しっとりしていて大きくて、チョコレートの美味しさも楽しめるので、ついついこれを選んでしまいます。あと、普通にクッキーが好きなので。
ちなみに、ひとりで来たときはいつも、写真奥のカウンター席に座ります。
製菓の様子が間近で見られるので楽しいです。
美術館で感じたことをノートに書き留めたり、SNSをチェックしたり。他の人も仕事や読書をしている席なので、その感じがまた心地よいのです。
自分へのお土産には、ボンボンショコラを1箱。
お土産にぴったりのラッピング済みのもののほか、店員さんにお願いすれば、1つずつ自分で選んだものを箱に入れてもらえます。
…ちょうど時間は16時前。一度ホテルに戻ってひと息つくのも良い頃合いです。
すぐ近くにベンタン(ベンタイン)市場もあるので、元気があれば市場を歩いてみるのもありですね。
まとめ
ホーチミン市美術館周辺での過ごし方についてご紹介しました。
他にもおすすめの場所があるのですが、ひとつずつ書いていると時間がかかります…!
hiromiさんのご旅行に間に合わないといけないので、他のおすすめの場所は、また別の記事で羅列しますね!笑
そちらも楽しみにしていただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!