就活と、仕事について思うこと

エッセイ

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みなさま、おはようございます。

以下の記事で質問にお答えしたふいちゃんさんから、お礼と追加の質問をいただきました。
≫ 「これからどうなるか分からないこと」の迎え方

追加でいただいた質問について思うことを共有したいと思います。

就活に対する焦り

差出人:ふいちゃんさん

件名: お返事です♡

美咲さん、こんにちは!
「これからどうなるか分からないこと」についてメッセージを送った者です。まさか美咲さんに回答して頂けるとは思ってなく、その日は一日ルンルンでした♪
本当に丁寧に回答してくだりありがとうございます。

私は先日無事に、卒業論文を提出し終え大学院入試も無事に終え一息ついたところです。あれから、不安になり思考がマイナスになったら「なんとかなる」「考えすぎない、期待しすぎない」ように思考を整えています。改めて美咲さんの言葉に本当に勇気と元気を頂きました!(実はスクショをし時々見返しています笑)

現状留学先にも帰れずこのままオンライン授業が続くことが予想され焦りばかりですし就職活動もどうしようと「焦り」と戦っています、また何がしたいのかも分かっていません、そこで美咲さんの就職活動についてお聞きしたいです。
就職活動の際大事にしていた軸や将来なりたい像など差し支えなければ教えて頂きたいです。

どうぞよろしくお願いします!

ふいちゃんさん、お便りありがとうございます!
卒論提出、院試お疲れ様でした。またこれから新たなスタートですね。

今から大学院生活だというのに、もう就活のことを心配しているふいちゃんさんをかわいいと思うと同時に、「分かる〜」とも思いました。
私も学生時代は不安の方が勝っているタイプだったので、いつも先取りで心配していました。

就活について、そして就活して入った会社を辞めて無職になり、次の仕事について私がどう考えているか共有しますね。
何か参考になるアイディアがあればいいなと思いつつ…

私の就活

美咲さんの就職活動についてお聞きしたいです。

私は学部生の頃に少しだけ就活をして、その途中で「違う」と感じて大学院に進むことを決めました。真面目に就活をしたのは、大学院のときです。

率直に言うと、私は就活であまり苦労しないタイプでした。

院の同級生はちょっと特殊なので横に置いておき、学部の同級生について思い起こすと…
課外活動もして特待生だった人、専攻していた言語がネイティブレベルだった人、など同級生にはいろんな人がいましたが、誰がうまく行って誰がうまく行かないか、というのはその企業とのマッチングや運なのかなあという気もしました。

私があまり苦労しなかったというのも、私が優れていたわけではなく、就活のようなものが単純に得意だからだと思います…
会社に溶け込めそうな雰囲気で素直な感じ、かつ自律性があり周囲の人と協調することができそうでバランスが良い…というのを面接やグループワーク、エントリーシートで醸し出せれば良いわけで。

大事にしていた軸

就職活動の際大事にしていた軸や将来なりたい像など差し支えなければ教えて頂きたいです。

受ける会社ごとに異なりますが、これらは条件として持っていました。

  • 海外グループ会社がある(将来海外赴任できる可能性がある)
  • 興味のある分野の事業を行っている
  • ソリューション型の営業ができる

新卒入社した企業はこれに合致しています。

これに合致しない企業も受けていました。文具のメーカーとか、出版社とか、その他にもいろいろ。
当初の条件に一番近く企業規模も大きかったので入社を決めましたが、今思えば、出版社とかもよかったなあ(最終面接を辞退しました)、なんか予想つかなそうだもんなあ、なんて思ったりもします。

当時は就活にあたってこのような軸を定めたものの、当時考えられることがこれだった、という気もします。
その点では「やりたいことがよく分からない」という状態と大差ない気もします。

将来なりたい像

就職活動の際大事にしていた軸や将来なりたい像など差し支えなければ教えて頂きたいです。

当時は、入社3年目頃に海外事業系の部署に異動し、5年目頃には海外勤務がしたいと思っていました。
そのために勉強になりそうなのが営業職だったので、営業職を希望し希望通り配属されました。
英語の勉強はずっと続けながら、外資企業を担当させてもらうなどしつつ、入社6年目に海外事業部署に異動しました。

でもそれ、本心じゃなかったかも?

でも今思うと、いえ働いているうちにも気づいていたのですが、その全部、本心じゃなかったかも?と思う自分もいます。

学生のうちに持った「就活の軸」とか「将来なりたい像」って、あくまで学生のときに持っているもの、なのですよね。
働きながら考えが変わっていく、表出していなかった自分の願いに気づく、育った家族の考えや一般的な想定に則っているだけだった、ということに後から気づくということもあります。

入社してしばらくして、「いつからだって考えを変えていいんだ」と自分にも言い聞かせていました。
当初の考えに自らを縛らなくてもいい、すぐ転職してもいいし、しなくてもいい、時が来たらそのときに判断してもいいのだ、と。

初めての職で正解を出そうとしなくていいのかも

新卒で入社した企業で、楽しそうに、これからもここで働くのだろうな(あるいはここでいいや)と思えている人はいました。でもそうでない人もたくさんいました。
その企業で居心地が良さそう、あるいはずっとそこにいることを疑っていない感じの人との居心地は、私は悪かったのですね。笑

いわゆる社風とか人の感じが合っていなかったということかなと思います。部署が変わったらそれも変わるかなと思いきや、意外にも変わらないのだと知りました。

居心地良く思えている人は、最初の職で自分なりの正解を見つけた、あるいは正解にできた人なのだと思います。
うらやましいと思いつつ、最初の職でベストやベターを見つけるのって難しそう、とも思います。

辞めても残るのは自分が努力して身につけたこと

私は結果的に新卒で勤めた会社を辞めたけれど、でも入社したことと、7年勤務したことは後悔していません。
そこで学べたことはたくさんあるし、「違うのだ」という感覚はこういう感じかというのもつかめたし、たくさんあった「?」という状況に対する自分なりのスタンスや対処の仕方も身についたと思います。

でも辞めてみて思うのは、「残るのは自分で努力して身につけたこと」だなということです。
英語を全く使わない仕事でも勉強を継続したこと、得意先との関わり方で自分で気をつけたこと、他部署の人との信頼関係の作り方、などなど。

その環境を与えられていたこと、手助けしてくれた上司や先輩がいたこと、得意先との良い関係など、外的なもののサポートはたくさんありました。

でも、実務的なことというよりむしろ、向き合い方、考え方、実践の仕方、信頼関係の作り方、情報や物の整理の仕方、といったことは、如実にその人のやり方や、学び、実践した方法が出ます。
それは自分は意識せず当たり前にやっていることで、他の人のやり方と比較して初めて気づくことだったりもします。

そういうことに気づけたこと、良いところを出し惜しみせず活かしたことは、辞めても残る、次につながると感じています。

ないことばかりに見えるかもしれないけど

私もそうでしたが、自信がないと自分には「あれもない」「これもない」ということばかりに思えるかもしれません。
でもその人に自信がないことと、その人に適正や光るところがないことは全く別の話です。
人がどう判断するかは人の問題であってこちらの仕事ではないので、自分が自分のためにしてあげられることをしたいな、と思います。

ふいちゃんさんのように海外大学院まで修了する人は、そういないと思いますよ。笑
その時点で、もう「ある」ものが必ず、たくさんあると思います。自分では気づきにくいかもしれないけれど。
本来思っていた通りの学生生活ではなく、自分には不足が多いように思うかもしれないけれど、意外とそうでもないし、自信のなさは自分の行動次第でどんどん埋められると思いますよ。
まずは今自分にあるものに気付き、その中で何ができるか考えて、今、一生懸命する。今の毎日が将来の自信になるのだと思います。

次働くならどうしよう

ちょっと私の話になりますが、いったん無職になってキャリアがリセットされた(というわけでもないのだけど)今、次はどうしようかなと思っています。

明確にこうする!と決めているわけではないのだけど、こんな風に描いていることがあります。

  • 住みたい街でできる仕事をする
  • メインの仕事でなくてもいいのでヨガを伝える
  • 作りたい未来に事業内容がなるべく直接つながる仕事がいい
  • 正社員、パートタイムなど形はこだわらなくてもいい
  • 少なくとも居心地の悪い人間関係でない場所がいい
  • 今のところ、給与は暮らせる分くらいでも問題ない
  • その仕事が自分の生活のなかで浮かずに馴染むものがいい

新卒の時の条件とはかなり違います。
この条件、というかイメージだと、何をしているかも全然わからないですよね。私もわかりません。笑
野菜を売っているかもしれないし、オーガニックカフェで紅茶を淹れているかもしれないし、次世代のための事業を行う企業で営業しているかもしれないし…
きっと次の就活の仕方は、新卒の時とも異なるものになるでしょう。

まとめ

ふいちゃんさんからのお便りをもとに、学生時代の就活と、今思う仕事観について書きました。
何かご参考になることがあるといいなと思いつつ、私の観点のみになりますので、他の方の意見も聞けるといいですね。
他の人の意見は他の人の意見なので、最終的に重要なのは自分の意見ではありますが。

今回の記事に限らず、「こういう見方もできるよ」「私はこんな経験でした」という読者の方がいらっしゃれば、お便りお待ちしています。
ブログで紹介することで、他の誰かの心をふわっと軽くしたり、新たな視点を与えられるかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!何か参考になることがあれば嬉しいです。
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